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先を読む頭脳 (新潮文庫)

価格: ¥452
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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素晴らしい本を感謝です ★★★★★
将棋を見る視点が変わりました。ビジネスでの視点もより深く見れるようになった実感があります。常識に支配されないことについて、さらに勇気をもらいました。
素人と玄人の違い ★★★★☆
 目の動かし方の違いが示されたいた。極端に動くのかと思いきや、ほとんどぶれない。全くの素人に違い目の動き。脳で全体を見ている。目で全体がイメージできる。中くらいの人の方が全体を見渡している。将棋は決められた世界であり、駒の位置が分かればよく、駒が自分を襲ってくることがない。ある意味観念で動きを理解することができる。その世界の精通者として、この目は達人の域なのでしょう。
 しかし、研究成果であるため、一般人に当てはめるのは少し難しい。
面白い企画だと思います ★★★★★
羽生さんは、家族で将棋がさせるのは、本人だけ親兄弟はまったく将棋を
指さないという環境はびっくりしました。
友達に教えてもらったのが最初というのと、家族は買い物その間、羽生さんは
町道場で将棋を指していて、よほど将棋が好きだったのかなと思いました。
今休みは将棋を全然指さないで、水泳したり気分転換する日を、作ったほうが
調子がいいようで、気分転換の大切さ気持ちの切り替えのことも
書かれていました。
面白い企画の本だと思います。
将棋指さない人にも薦めたい本です。
大局観の正体は「時間的チャンク」 ★★★★☆
 本書は、羽生善治が将棋を指すときに行っている思考プロセスを認知科学的アプローチと人工知能的アプローチで分析したものである。
 彼らの主張は、プロ棋士は、コンピュータのようにすべての可能性について網羅的に損得を評価するのではなく、最初によさそうな手をいくつか選び、その選択肢だけについて評価するという。「よさそうな手」を選ぶ能力は、過去の対戦の蓄積から得られる。「こうすると、こうなって、・・」という流れ(これを「時間的チャンク」)が記憶されており、その記憶に照らしてみると「よさそうな手」が浮かぶという。 したがって、この時間的チャンクをたくさん蓄積することが重要ということになる。
 ビジネスの世界では、「仮説思考」という言葉があるが、まさに将棋のプロ棋士の思考方法と同じだ。「よさそうな手」が仮説であり、それを導くには、豊富なビジネス経験がなければならない。
 本書は、羽生善治氏自身の言葉で語ったことを、認知科学と人工知能の研究者が解説する形をとっている。羽生善治氏の語りも十分分析的で理解しやすいが、研究者の解説は概念での理解を促進し、将棋以外の他分野での応用を容易にしている。
 将棋が好きな人はもちろん楽しめるだろうが、経営者のような先を読むことが仕事の一部である人にもお勧めである。
将棋を知らなくても、その極意はとても参考になる ★★★★☆
本書は羽生善治というプロ棋士を通して、将棋を「科学」しようとする試み。
盤上の局面を素早く読んで、次の一手を考えるときにどのような思考をしているのだろうかということを人工知能と認知心理学の専門家が解説する。

私は将棋についてよく知らない。定跡も棋筋も知らずに単に駒の動き方のルールだけで、指す程度。だからこの本はあまり自分には参考にならないのではと思っていた。
だが、将棋を知らなくても、その極意はとても参考になる。
羽生善治の高い説明能力は、将棋を知らない人間にも非常に理解しやすく、これを科学的な視点から解説した専門家の説明も興味深く、おもしろかった。

将棋を指しながらの思考法(不利になった場合)や現在の局面を見てと次の一手を瞬時に判断する頭の使い方、いわゆる「大局感」、「棋風」を認知科学的にいえばどういうことか、など将棋という特殊な世界を科学することで、他の領域にも通じる普遍的な「何か」を感じ取れたように思う。