様々な列車のポップアップ……壮観!
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本書は仕掛け絵本ですが、列車の歴史も同時に学ぶことができます。石炭搭載のスチームエンジンからディーゼル式、そして現在の電気式へと変遷していく様々な列車を美しいデザインで楽しめます。
捲ったり引っ張ったりする仕掛けが随所に施されてあって、本当に勉強になります。英語も簡単なものです。よく見ると、これ、全部切り絵で描かれているんですね。そこがまた味となって、すばらしいポップアップになってます。
最後のページ、駅のホームの見開きは圧巻です。赤いポップな屋根が付いたホーム(ででーん!と立ち上がります)には色んな人間が沢山いて、トイレや薬局、エスカレーター、チケット売り場、インフォメーション、よく見ると色んな発見があります。ホームは二階建てになっているのですが、つまみを引っ張ると文字通り列車が「発車」します。
子供の頃電車少年だった方……もちろん今でも!という方なんかには涎が出てしまう本なのではないでしょうか。電車少女では無かった私でも充分楽しめました。お勧めできます。