最初の接点
★★★★★
私が、北杜夫に接したのは、高校1年の15歳の時、「航海記」であった。しかし、たしかそのぜんねんか前々年に、この作品は映画化されていたのですね。植木等の主演と記憶するが、正直、主演を覚えていないほど、面白くなかった。
後年、図書館で「どこかで聞いたような名前だな」と思って読んだのが、この本。原作は映画と違って奇想天外、縦横無尽、何だこんなに面白かったのかと、もっと早くに原作を読めばよかったと後悔した事を覚えている。
手元に置きたくて祖父とカバーを買って、今でも時々出しては、笑ってる。