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怪盗ジバコ (文春文庫)

価格: ¥620
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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最初の接点 ★★★★★
 私が、北杜夫に接したのは、高校1年の15歳の時、「航海記」であった。しかし、たしかそのぜんねんか前々年に、この作品は映画化されていたのですね。植木等の主演と記憶するが、正直、主演を覚えていないほど、面白くなかった。
 後年、図書館で「どこかで聞いたような名前だな」と思って読んだのが、この本。原作は映画と違って奇想天外、縦横無尽、何だこんなに面白かったのかと、もっと早くに原作を読めばよかったと後悔した事を覚えている。
 手元に置きたくて祖父とカバーを買って、今でも時々出しては、笑ってる。
怪盗へのあこがれ ★★★★★
この,タイトルからして怪しげな書物は今日もどこかで(気持ちの)若い読者の心を盗んでいるのだろう。盗みのテクニック,非営利的潔癖さ,あざやかな身のこなし(オリンピックのマラソンでアベベさえ破る走りも見せてくれる!)で世の怪盗のはるか頭上をいくジバコの冒険譚。かの007さえ手玉にとってしまうのだ!・・・新潮文庫版では更に解説を植谷雄高が書いている。こういう「いい加減なユーモアもの」に見える本をかくも深く読み解くことができるのか,と愕然として思わず再読。