とっても勉強になりました
★★★★☆
農業や農作物に抱いているイメージと現実の実態とのギャップをうまく表現していると思います。
若者2人が実際にトウモロコシの栽培を通して真実を理解していく姿は説教じみたところが無く、共感が持てます。
広大な面積でたくさん栽培しているトウモロコシが生ではまずくて食べられないシーンはなんだか悲しい気持ちになりました。
食について考えさせられる映画です。
ケチャップの衝撃
★★★★☆
製作者のイアンとカートがハンバーガーを食べるシーンがあるんですが、それが凄かったです。
まずパンを開けて肉の上一面にケチャップをドバーッっとかけて肉を真っ赤にしてからパンを戻し食べ始めるのです。すると今度はその食べた断面にまたケチャップをドバーって真っ赤にかけて噛ぶりつくんです!
コーンシロップが悪いとか政府が悪いとか言ってましたが、それよりもそのケチャップドバドバの場面がいつまでも脳内にこびりついて映画に集中できませんでした。
吉◎家で使われているアメリカ産牛肉は、牧草を食べているか
★★★★☆
青年2人がアイオワに1エーカーの土地を借りてコーンを栽培するという、序盤ののんびりした展開に「退屈だなあ」と思っていたんですけど、我慢して見続けていると、コーンに関する興味深い事実が次々と明らかになってくるわけです。
単に「コーンは有用な穀物で、いろいろな使われ方をして役に立っている」という事実だけなら良かったんですけど、“コーンによる食の産業化”にはさまざまな弊害が伴うことを明らかにしていて、非常に恐ろしいと思いました。
例えば、数万頭の牛を狭いところに閉じ込めて飼育する飼育場の例が出てきますが、牛の餌がコーンなわけです。そうすると、牛は運動もしないでカロリーの高いコーンばかり食べているから肥満化し、結果、多くの肉を安価で供給できるようになるわけですが…。コーンで育った牛肉は、牧草で育った牛肉に比べて、飽和脂肪酸が約4倍となり、それを食べる人間の健康に悪影響を及ぼすといった具合です。
それはほんの一例に過ぎませんが、アメリカにおける“コーンによる食の産業化”は、自分自身の食生活にも密接に結びついている事に気づかされ、戦慄を禁じえませんでした。
安心できるものを食べるって難しい・・
★★★★☆
グレッグ・クライツァー著「デブの帝国」を読んだ。
アメリカが、肥満大国になったプロセスなど興味深く、
健康より経済、身体に悪そうな食べものの販売戦略など。
コーンシロップやパーム油、おいしいハンバーガーの
こわい話など、そそられる内容で、とても面白かった。
その後で、この映画を見たので引き込まれましたよ!
やっぱ、病気にならない生き方をしたいですからね!
言われてみれば、私もトウモロコシで出来たものを
たくさん食べているんです。ポリコーンとか好きなの〜
DVD特典に、「こんなインタビューしたらダメダメ」の
見本のようなインタビュアーがいて監督が可哀想だった。
本当の話。
★★★★★
「いのちの食べかた」も見たし「ファーストフード・ネイション」も見て、自分たちが食べているものがいかに危険性があるかについてはわかっているつもりでした。ですから目新しさはなかったけど、あやゆる食物はとうもろこしから作られていて、このような遺伝子組み換えで大量生産出来て強力な除草剤にも耐えれるようなコーンが輸入されることに危惧を覚えました。そもそも日本で作られるとうもろこしはテレビで見ると生で食べても甘かったりするのに、アメリカでこのように作られたとうもろこしは本編でも「苦くて木くずを食べているよう」と表現されるようなシロモノ。つまり加工しなければ口に入れられないようなものを甘味調味料などとして知らない間に口に入っているのです。また牛は牧草や干草を食べさせずに狭い空間に閉じ込めてコーンを食べさせられ続ける短期間で太らせる。コーンは胃酸を出す原因となって病気になるのに、抗生物質を与えて病気予防をする。どう考えても体に良くないような食肉が出来上がるわけだ。見ていると気分が悪くなり輸入肉も食べれる気がなくなってしまうが、避けることが出来ないのが現実。コーンで安く育て、ほとんどが脂肪分の肉のように見えるハンバーガー。通りで安いはずだ。