女工哀歌も観るべき
★★★★☆
女工哀歌【作品概要】
“これは、あなたの服を作っている少女達の話”
これは現代の「蟹工船」である!!
◆中国の、とあるジーンズ工場に潜入し、「中国製」という名目の下で私たちが安く服を買える理由(現代の労働問題やグローバル社会)に迫るドキュメンタリーの傑作!
【ストーリー概要】
誰もが1本は持っているジーンズの生産過程に注目し、世界の衣料品の大半を生産する中国の工場を密着取材したドキュメンタリー。
今や“世界の工場”と呼ばれるようになった中国の舞台裏に迫るため、工場で働く10代の少女たちの日常生活を追う。
監督は、ドキュメンタリー作家として活躍するアメリカ人監督ミカ・X・ペレド。急速なグローバル化への疑問と同時に、過酷な生活の中でも夢や希望を失わず、健気に働く少女たちの姿をとらえ、重い題材を時にコミカルな視点で描いている。
資本主義の本質がみえる
★★★★★
コーヒー1杯約300円、缶コーヒー120円。
私たちが、日常的に飲む1杯のコーヒーの裏側で、その1杯を作るために途上国の生産者が日本も含む先進国やアメリカの巨大企業(P&G、ネスレ、スターバックスなど)主導のマーケットに翻弄されているさまを強烈に映し出しているドキュメンタリー映画だ。
これは、コーヒー豆だけの話ではない。
途上国で生産されている格安商品はすべて途上国の貧困のうえに成り立っているのだと思う。しかし、一概に先進国や企業の批判はできない。なぜなら、先進国の私たちは、不況時にはより安い商品を望み、企業は利益を上げるために私たちのニーズを汲み取り、より安く提供しようと考えるのは資本主義経済として当然の姿だと思うからだ。
もっと発展途上国のことを考えるべきだ!と言うのは簡単だ。
しかし、経済モデルが変わらない限りこの仕組みは変わらないと思う。
残酷だが、この映画に資本主義の本質を見た。
であるならば、どうすればいいのか?
資本主義をやめる?フェアトレード商品を買う?そんな単純な問題ではないように思える。私一人では到底思いつかない。だが私も含めてこの映画を見た人の意識が変わり、その結果、行動に影響をあたえ、少しでも多くの人がこの状況に向き合い、議論・行動し、少しずつでも世の中の仕組みによい影響を与えることができる日がくると信じている。
フェアトレードにも疑問が
★★☆☆☆
フェアトレードが正しいかどうか検証する必要もある。
あのような条件で働かなくてはならない社会に問題があり、根は深いです。
邦題に疑問が残ります
★★★★☆
「BLACK GOLD]がどうして「おいしいコーヒーの真実」となったのか疑問が残りますが、とりあえず話題の作品なので購入してみました。
ドキュメントとしては大変良く出来ている作品だと思います。コーヒーの原産国事情の厳しさを少しは理解できたのではないかと思います。
「フェアトレード」「エコ」などと環境問題がブームとなっている今の日本ですが、世界の裏側の現実を眼にする機会はないので、この作品を通して皆で考えてみましょう!
偏ってます。
★☆☆☆☆
ある一定方向からしか見ていないと思います。
確かに真実でもあることなのですが、例えば外国に日本を紹介する場合
歌舞伎町や秋葉原だけを紹介して日本です。と言っているようなものです。
そして狡い。
最後にスターバックスは取材を拒否したとか書いてますが、
1号店の社員に随分長い時間を割いてます。
あらかじめ映画の事を話した上でアポを取っているでしょうか?
フェアトレードをあつかっているはずなのに情報はフェアではないと感じました。
珈琲を考える上では良い映画ですが・・・
あの映画の後、あの仲買人がどうなったか?
農民達の暮らしが変わったか?
それも知りたいですね。