『子供を東大に入れるには？』

それがこの本のテーマです。
「生まれつき頭が良くないと入れないんでしょ。」「天才じゃないと入れないんでしょ。」
よく耳にします。

しかし、そうではありませんでした。次に示すのは、ある人の小学五年生の時の成績（5段階）です。
ちなみに、田舎の普通の公立小学校です。

国語：3
算数：4
社会：4
理科：3
音楽：3
図工：3
体育：5

いたって普通です。ちょっと運動神経がいいくらい。
8年後、この子は東大に合格しました。
一体どういうわけなのか。どのようにして東大に合格できたのか。

この子は田舎の公立小学校、中学校、高校出身です。
さて、どのようにして東大に合格できたのか。

調査の結果、何より何より重要なポイントがあることがわかりました。

それは、

『東大に入ろうと思うこと』


東大に合格するにはどうすればよいか。

東大を受けることです。その前に、東大を受けようと思うことです。
実はここが一番ハードルが高いのかもしれません。

「どうせ行けるわけないし。」

とすら、考えたこともないかもしれません。受けるとか受けないとか以前の、まさに眼中にない状態。どうやらそれが普通のようです。

「東大に入るには、東大に入ろうとすること。」

ここから始まりです。