時間構成、文章表現どれをとっても斬新さがあるのだ。アメリカの一家族の衰退していく様子を描いていて、それぞれの憎しみ、愛情、悲しみが渦巻いている。意識の流れに沿って読み進めていくのだが、第一章は障害者の主人公であるため、理解するが困難であった。そんな中にも純粋な心や周りの愛情がひしひしと伝わってくる。私は迷わずこの作品を卒論に選んだ。人物の感情を分析するのが大好きな人にはお勧めの作品だろう。