う〜んなにか違うような・・・
★☆☆☆☆
ここのレビューをみてから買うべきでした。マニュアル本というのでしょうか?子供を言い負かすディベートの本と言えばいいのでしょうか・・・とても愛情は感じられませんでした。子供に隙をあたえないぞ、先生としてなめられないぞ、というような、読んでいて途中でとても寂しくなりました。こういう本を必要としている先生が少なくないことは、わかりましたが、子育てを経験した、母親としての経験を持つ先生も、こういう本を重宝するのでしょうか。別に言い返せなくてもいいんじゃないですか?心をこめて、愛情をこめて生徒に接しつづけていれば。どうして言い返すための本が必要なんでしょうか。元気がなくなる本でした。
とても役立っています
★★★★★
すさんでいる現場では、ときに感情と感情がぶつかることがあります。今までの経験の中で、自分なりに工夫してきたことが、この本ですっきりしました。気持ちがわかってほしいことと、彼らなりの理屈できたときとの違いをはっきりと認識できます。もちろんここに掲載されていることは、全部が全部その通りには出ないけれど、少なくとも基本的な生活上の問題は、あげられているように思います。本には収集されていないことが、まだまだたくさんあるように思いますので、機会に恵まれたならば、著者の池田先生とお話をじっくりしたいものです。ありがとうございました。
殺伐とした空気を生み出さないために。
★★★★★
著者は執筆当時、中学校教諭。
生徒が感情で向かってきたときには理論で、理論で向かってきたときには感情で切り返す。
感情に対して感情で切り返したのでは空気が悪くなります。
この本に出ている言葉を知っていれば、学級の中に殺伐とした空気が出来るのを回避できます。
ふと思ったのは、家庭でも応用できそうだということでした。
この本に出てくる子どもの発言、夫婦喧嘩が始まるときの自分の言動に、思い当たるフシが幾つもありました。
こういうことは、言わないようにしなきゃあと逆に勉強になった次第です。
現場教師なら必読!
★★★★★
現場教師なら、子どもの「無理、難題」に対して瞬時に反応出来ず、地団駄を踏んだ経験があるはずです。(もしなければ、幸せな温室の教師人生である。)この本には、ウィットに富んだ反論フレーズが満載です。子どもの言葉に感情的になり、子どもと同じ土俵に乗ってしまわないないためにも、現場教師には是非読んで欲しい1冊です。
教師の哲学を読み取ってほしい
★★★★☆
この本を単なるノウハウ本だと思って読んだら誤読します。
著者の池田修氏は東京都の中学教師として長年真摯に生徒と向かい合ってきた人。
この本ではそうした著者が生徒とどう向き合い、対峙して来たかが、一つ一つのやり取りの中から浮かび上がってきます。
生徒との受け答えの背後にある教師の姿勢を、自分と照らし合わせながら読んでいくといいかも。
親だったら、自分と子どもとのかかわり合いを振り返るいいお手本になるかもしれません。
生徒とのつきあい方には、それぞれの教師の哲学があるでしょうし、どのような状況でどういう事件がおこるかという文脈もことなってくるでしょう。
だから、ここに示された事例をそのままそっくり使おうとしても、多分上手くいかないでしょうね。
このネタをどう自分流にアレンジするか。
むしろ、読んだ教師が、一人一人それぞれの「こんなときどう言い返す」を作っていくことが一番重要ですね。