英語をわかりやすく説明しようとしているのはわかるのですが、
動詞を矢印などで表示することによってかえってわかりにくくなっているような気がします。
決して役に立たないということはないのですが、
"世界一簡単な英語の本"というのは言い過ぎのような気がします。

この本は、英読のための、もっともシンプルな本です。
今まで習った文法を、一度すべて忘れて、しっかりイメージすれば、はっきりと効果があります。

おそらく、学校の英語の授業がちんぷんかんぷんだった人は、これを自分の教科書にすべきでしょう。
断言します。この本で英語の学習をスタートしましょう。

また、お子さんの英語の成績が悪いとお悩みのご両親にもお勧めです。
この本で、週に１回、家族で英語の勉強の時間を作ってみてください。
そして、英語の絵本を読むことにチャレンジさせてみましょう。
英語の点数がなかなか上がらなくても、「英語の本を読んだ」という経験は、子供の力になります。

もし、英語のテストで20点しか取れなくても、英語の本を10冊読めていたら、子供の自信はどうでしょう。
「テストの点は悪いけど、私は英語読めるもん」って思えて、変な劣等感を抱くことがないと思いませんか？

ご両親も英語が苦手な場合は、一緒にトライすることをオススメします。
一緒に悩んで苦労することで、きっと子供も英語が好きになるでしょう。
家族での海外旅行も楽しみになりますし。

高価な学習セットや英会話スクールの前に、この本がオススメです。

その他、英語で考えることをもっともシンプルに教えてくれるのは「英語の気持ち」というサイト。
これも、目から鱗の説明ですよ。

http://www.at8.co.jp/b/english-01/

英語を身につけるためには、英語を読むこと。それも英語学習法の一つです。

でも英語の本を読むのには、最低限の読むための知識が必要。その最低限の知識を分かりやすく、というか文法用語を用いないで抵抗なく読めるようにと工夫して書いてあるのがこの本です。

英語は段階的に理解できるのではなく、ある日突然「分かった！」と感じる時が訪れます。そしてしばらく伸びを感じられず、また突然、次の「分かった！」という瞬間が来ます。このことは私も経験しました。

これは、読んだり聞いたりすることで英語が蓄積していき、ある枠を超えて英語が溢れ出したとき「分かった！」と感じるのだと思います。それをくり返して英語が上達していくのではないでしょうか。

著者は、このことを「無意識の記憶」を増やし続けると説明しています。意識して思い出さなければならない記憶は、しゃべるスピードについていけません。「無意識の記憶」を増やすことで使える英語が身についていくという主張です。

英語の「無意識の記憶」を増やして使える英語を身につける唯一の方法が英語を読むこと。そのための最低限必要なルールを身につけるための本がこの本です。私の個人的な意見としては、英語の多読と多聴の組み合わせが初心者にはいいと思うのですが、著者の主張の中に納得できる部分も多くありました。

英文ルールの説明は、ビッグ・ファット・キャットとエドのイラストを利用して説明しているので、英語のしくみがイメージしやすくなっています。

初心者向けの本で、この本を読んで、英語が身につくわけではありません。一通り読んだらその知識をもとに、簡単な英語の本を読でみましょう。そして、時々この本で英語のしくみを確かめてみる、そんな感じで使ってみるといいと思います。

本書は英文の簡単な解説のあと、
実践としていくつかの英文を読んでいくというものです。

これはＣＤが無いのが少し残念ですが、
英文の物語はとても面白いし、
英語を得意ではない私でも辞書ナシで読むことが出来ました。

英文の多読などをしたいと思っている方は、
本書から始めるのが最適だと思います。

飽きずに勉強できそうな良書だと思います。

英語の教科書です。英語の学習方法から書かれています。文法用語を使わずに、文法が説明されています。多読こそ、英語上達への道で、読んだ分だけ、英語が上達すると教えています。巻末には、多読用の推薦図書が掲載され、参考になります。文法解説は、わからなくなったら、どの段階に戻ればよいか、指示されており、とても親切です。イラストは可愛く、親しみやすい本です。読み易く、簡潔に書かれているので、途中で挫折せず、英文法の全体像を、大まかに把握できて、良い本だと思います。特に、aとtheの説明は、イメージ的にわかりやすく、眼からウロコが落ちる思いで秀逸だと思います。英文法のおさらいに良い本だと思います。