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The Boy With The Arab Strap

価格: ¥2,548
カテゴリ: CD
ブランド: EMIミュージック・ジャパン
Amazon.co.jpで確認
   98年発表のサードアルバム。アコースティック色が強い感じで、とにかくメロディが抜群に美しい。アレンジにも凝っていて、前作と比べると音楽的広がりをみせている。
   青年期のやり場のない絶望感やあきらめなど、感情むき出しといったような歌詞だが、決して重々しい感じはしない。その、聴いていて心地よい音楽と、とがった歌詞が、何ともいえない不思議な魅力にあふれ、ベルセバ独自の世界を作りだしている。(白沢友弘)
1998 ★★★★★
「僕は怠惰な野郎、彼女は寒風に吹き飛ばされる雪のように純粋」。そんな脆くてマイナスな気持ちを否定しないデリケートなフレーズと甘くロマンチックなメロディ、そしてどこか不安定でナイーブなボーカル。ああ、聴くほどに心の奥がプルプル震えちゃいますぅ。へなちょこ少年少女のハートをガッチリ捕らえて離さないベルセバの3rd。2nd同様のジャグリーなネオアコ路線から実験的なアレンジを施した曲まで名曲揃い。
緑に包まれて ★★★★★
ベル&セバスチャンの中でも、最も静かでアコースティック色の濃いアルバム。
とは言っても、躍動感のある「スリープ・ザ・クロック・アラウンド」や派手めのアレンジが為された「ダーティー・ドリームNo.2」もあり、聴いていて退屈することはありません。このあたり、構成がよく練られています。
また、全体的に美しいピアノのフレーズが印象的な曲が多いです。ボサノヴァっぽい感じもしますね。特に「The Boy With The Arab Strap」はライヴでもよく演奏され、ツインギターならぬツインピアノの絡みが最高にクールな名曲です。
どこか切なくてしみじみしているけれど、優しくて心地良いサウンドの、ベル&セバスチャンらしい傑作アルバム。
名作中の名作 ★★★★★
千回聞いても飽きない。
心の一番深いところに柔らかなナイフを差し込まれる感じ。
一つ一つの音が丸みを帯び、丁寧に作られていて、
人間的な温かみを感じる。
しみじみ ★★★★★
『ミュージックマガジン』で「東京のど真ん中で作られたような音楽」と紹介されてたのを見て、渋谷系(?)をイメージしてたのですが、音のほうはグラスゴーのみずみずしい空気をいっぱい吸い込んだような素朴なアコースティックサウンド。でもこだわりを感じさせる音です。雨の日とか曇りの日にしみじみ聞きたくなる、貴重な一枚です。
今聴いてもとても良いです。 ★★★★★
今日、久しぶりにこのCDを聴いたけれど、とても良い。何だか甘ったるいような、気だるいような感じで。近頃、活動しているのでしょうか?一時期(このCDのリリース前後)は、メディアもかなり注目していて、話題であったけれど。矢が胸に突き刺さっているようで、全体的にグリーンがかったジャケットもすばらしいし、smithの名曲(the boy with the thorn in his sideだったかな?)をもじった題名もすばらしいです。僕は、このバンドのようなイギリスの暗さを背負ったようなバンドが大好きです。