第一章刑事裁判:東名高速二児焼死事件、オウム真理教事件、甲府信金OL誘拐殺人事件、大阪・従業員寮放火殺人事件、ロス疑惑裁判、撚糸工連汚職、東電OL強殺事件、新潟少女監禁事件、新宿バス放火事件、大阪・附属池田小児童殺傷事件、目白通り連続婦女暴行事件、山形マット死事件
第二章民事裁判:ハンセン病国家賠償請求訴訟、尼崎公害訴訟、戦後補償裁判、花岡事件訴訟、そごうの再建に関わる民事再生法、青色LEDの特許権をめぐる訴訟、大和銀行NY支店の巨額損失事件をめぐる株主代表訴訟、大原麗子さんの名誉毀損訴訟、尾崎豊さんの妻が起こした名誉毀損訴訟
第三章最高裁:大阪空港公害訴訟、愛媛玉串料訴訟、大阪府知事の交際費をめぐる情報公開請求訴訟
第四章素顔の裁判官:神戸の小学生連続殺傷事件
等々の、多くの国民が関心を寄せた事柄が数多く採り上げられています。そしてそこに関わった裁判官の方々が、どのように考え、判決や和解の提案に到ったかが記されています。
今まで私は、裁判所が事務的・機械的に判決を下している、という漠然たるイメージしか持ってませんでした。しかしこれからは、ニュースで判決を聞くたびに、その判決に到った裁判官達の思いについて考えるようになるでしょう。