エポック・メイキングとなった1stアルバム『Selected Ambient Works 85-92』に続く、エイフェックス・ツインの「アンビエント・テクノ」シリーズ第2弾。前作と異なり、ノン・ビートの曲がアルバムの大半を占め、叙情的な表現は後退し、透明感ある「静」の風景を描く。つまり、派手な展開も音色もなく「何も起こらない」のだが、この穏やかで静謐(せいひつ)な世界に耳を澄ましているうちに、さまざまなイメージが立ち現れ、不思議と心地よい感情を得ることができる。Disc1<3><7>、Disc2<1><5><8>などでは、エイフェックス・ツインならではの美しく感傷的なメロディーが広がる。シンプルだが、これを退屈ととらえてしまうのはあまりにももったいない。とてもイマジナティブな音楽だ。(山田次郎)
アンビエントの最も高い天上界より降り注ぐ神の音
★★★★★
脳内リゾートの高みとも言える究極のチルアウト…
アンビエントの頂点に君臨する未来永劫の金字塔
これを買わずして何を買う!
ミニマムなコラージュでありながら音の絵の具は雨に打たるる水彩画のごとく、聴き手の脳内でゆらめき、たゆたう。
そのゆるやかな音像を感じ取る時、
チルアウトの大海原への航海はゆっくりと始まる。
脳みそ持って行かれます。
★★★★★
基本ポポルヴーなんだよね。
でも、それがリチャード味にしっかり仕上がってる。
アンビエントと言うよりは精神音楽(って意味不明だけど)。
彼の世界にどっぷり浸かることが出来る。
基本、怖いと言うか、ちょっとイッちゃってる感じ、しかも静かな感じで。
綺麗な曲も入っている
基本的に静かでヤヴァい感じの曲だけれど。
でもね、癖になる
気味悪い中にも、美しさとか、感動とか、衝撃とか、色々な気持ちを覚えることが出来る。
リチャード好きでまだ未体験ならば。
これは一度味わっておいた方がいいですよ。
1曲多いUK版をオススメ!
★★★★★
素晴らしいアルバムなので、買うなら1曲多いUK(WARPレーベル)版をオススメします。
でもUK(WARPレーベル)版はジャケットにも、どこにも曲名が書いてないので、書いておきます。
DISK1
1.Cliffs
2.Radiator
3.Rhubarb
4.Hankie
5.Grass
6.Mould / Mold
7.Ropes / Curtains
8.Blur / Circles
9.Weathered Stone
10.Tree
11.Domino
12.White Blur 1 / Steel Plate
DISK2
1.Blue Calx
2.Parallels Stripes
3.Shiny Metal Rods / Metal Grating
4.Grey Stripe / Windowsill
5.Z Twing / B+W Stripes
6.Windowsill / Siding Nails
7.Hexagon / Corrugatedtubing
8.Lichen
9.Spots / Leaves
10.Tassels
11.White Blur 2 / Rusty Metal
12.Matchsticks / B+W Stripes 2
涙が止まらない・・・
★★★★★
blue calx
こんなに悲しい曲を聴いたことがない。
悲しい色が見える。深い緑色。黒い白色。
人の気配とかは感じない。
何かが生まれる瞬間にも似ている、でもそれは死の始まり。
エイフェックスツインは当たり前のことを僕等に教えてくれる。
これをAphex Twinの最高傑作とする人は多い
★★★★★
たぶんイングランドのコーンウォールとはこういう場所なのだろう。
何故か懐かしい気分になり、故郷を思い出してしまう
アンビエントの頂点に君臨するアルバムでしょう。