本書はメトロポリタンで2001年に開かれた「ジャクリーンケネディ展」の図録ですので文章の信用性も高いです。
ちなみに、この展覧会はアメリカで大変な人気を博したのでパリでもロレアルがスポンサーに付き、ルーブルの「モードテキスタイル美術館」で開催されました。
様々な式、キャンペーン、ホワイトハウスでのジャッキー、世界各国を訪問したときのジャッキーのスタイルが「そのときのその服を着た彼女のショット」と、「服のみ」の写真で紹介され、その服のブランドや当時の様子などが文章で詳しく説明されています。
ジャッキーのそのときどきの着こなしや表情の写真も興味深いですし、また服の写真が1ページまるまる使って大きく紹介されているので生地の質感や光沢、色合い、細かい細工などまでよくわかるのがまた良いです。
角度を違えて撮った写真、細部のアップ、おそろいの帽子、コート、などの写真も一緒にあり本当にじっくりと「ジャッキーの着こなし」はもちろんのこと、「ジャッキーの服」そのものまで見て楽しめます。
ジャッキーのファッションに興味ある方にお勧めの1冊です。