「彼女の姿は彼女ならではのものだったし、彼女のように話したり書いたり、独特のふるまい方をする人物を、誰も知らない」。義弟のケネディはこのように評した。彼女をジャッキーたらしめた、その「スタイル」は、他の女性によって競われ、まねられ、ときには辛口の批評の対象にもされたが、完全に検証されたことは今までになかった。しかしこの伝記でようやく、ジャッキーの人生そのものの詳細が明かされる。
バレンティノやジバンシー、マノト・ブラーニック、オレグ・カッシーニ、それから個人的に彼女と親しかったC・Z・ゲストやジョージ・プリンプトン、ジョン・ローリング、それにジョアン・ケネディや家族たちへのインタビューを織り込みながら、私人としてのジャッキーと彼女が愛した友人たちに命を吹き込む1冊である。
100枚におよぶ貴重な写真やスケッチ、初公開の書簡やメモ、エッセイとともに、本書はその非凡な一生―― 彼女を飾ったコスチュームたちはそのほんの一部に過ぎない―― をよみがえらせるだけでなく、少女時代や彼女が改装したホワイトハウス、愛した夫や子どもたち、信じた主義、そして何よりも、彼女自身が選んだ一生を、ふたたびよみがえらせる。あのベストセラー『Audrey Style』(邦題『オードリー・スタイル』)の著者が贈る1冊。
自分のスタイルを追求する意識の高い女性には満足のいくないようだと思います。
ただ、写真が「clothes of camelot」や、「a thousand days of magic」に比べて、少ないのが残念です。