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"Rebecca": Level 5 (Penguin Readers (Graded Readers))

価格: ¥824
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Penguin
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読んでいてゾーッと戦慄が走ります。・・・ ★★★★★
主人公の若い女性が避暑地モンテカルロで知り合ったある紳士と恋に落ち突然結婚することになったのですが、彼女は家のあちこちにまだ残る前妻レベッカの痕跡を見たり周りの人々の様々な奇妙な反応を感じていくうち、次第にその影に怯えるようになります。どうしてもレベッカの呪縛から逃れられない・・・。
何が凄いって、彼女の心理描写が怖いくらい凄いです。不安、恐怖、怯えの感情が絶妙に描写されていて、ぎりぎりの極限状態に少しずつ追い込まれていく様が切迫感をもって伝わってきましたし、所々ゾーッと戦慄が走りました。(こういうのはこの作家の非常に得意とするところらしいです。)別に幽霊を見たとかいう分かりやすいホラーではないからこそ。会話等も当事者間のやりとりが映画を見ているように鮮やかに頭の中に浮かんできました。
この小説は単なるサスペンスではなく、主人公の置かれた境遇とその時々の心理とを読んでみて、そういった風にがんじがらめにさせていくことに対して、作者は何かを感じとってほしいのではないでしょうか。
一つには自分の心理状態があると思います。一たびそれが変な方向に向かい窮地に自らを追い込んで疑心暗鬼にさせてしまうと、スパイラル的にますますがんじがらめな状態になってしまう、本当に恐いのはこういう心理の罠なのだと思います。自分を自由に解き放てないのは、時としていやかなり多くの場合、自分の屈折した心理状態なのかもしれません。タイトルが亡くなっている人の名前というのも象徴的だと思います。最初は私も主人公が次第に追い詰められていくのは、レベッカが魅力的で強烈なキャラクターだったからだと思いました。が、見えない敵というか亡霊が自分を圧迫して束縛しているように見えて、そのようにしているのは、実は当事者の心の持ち方であったりする・・・これはいつの時代でも誰にも起こりうることなのでしょう。
また、慣習やしきたりから自由になれない貴族社会階級社会的な環境へも何か感じずにはおれません。レベッカも実は自由でありたかったのだと思います。
最後の最後まで大事です。そして、またもう一度物語の最初の辺を読むと当初よく解らなかったことが解ってくると思います。ちなみにヒッチコックにより映画化されており、DVDも手に入りますので、読んでから見比べてみると面白いですよ。
Rebecca ★★★★☆
 世間知らずで、落ち込むと爪を噛む主人公なんて、いくら貴族と結婚しても私は好きじゃない。かえってこの亡妻REBECCAの現代的なところが気に入った。時代背景は慎ましやかな夫を立てる女性が人気だったみたいだけど、デュモーリアという作家はおぼろげに女性のあり方の変化に感づいていたのかも。デンバースというREBECCA付きだった家政婦の描き方にも邪悪な魅力があって、よい子の主人公を読んでいくより、このREBECCAとデンバース組の時代に染まらない強引さがおもしろかった。死んだ前妻が生きている現妻を脅かすなんて、一寸したオカルトストーリーみたい。私もREBECCAのようにパワフルに生きたいなあ。
そろそろ・・・ ★★★★★
ペンギンリーダスのレベル6です。イギリス英語で書かれていますが、
単語のレベルとしては、そんなに難しくないように感じます。
ただこのレベルになってくると、文の構造の読解に難しさを感じるかも
知れません。
しかしながら、そろそろペーパーバッグにも挑戦したい方には、オススメ!
かなり自信がつくことと思います。物語は名作なので内容については
ここでは省かせていただきます。
こういうレベルから古典に親しんでいただくのもいいかと思います。
簡易版です。 ★★★☆☆
価格が安かったので購入しましたが、内容は完全版でなく要約されたものでした。
主人公の「私」が慣れないお屋敷でまごつきながら過ごす場面など、細かい描写がほとんど省略されてしまっているのが残念でした。
逆に原作のまどろっこしいとも言える点描が省かれている分、テンポのいいサスペンスとして楽しめると思います。

家政婦に「お料理のソースは何になさいますか。」とたずねられ、すっかりとまどってしまう「私」。
お客様にいつお茶を注げばいいのかわからず、どぎまぎしてしまう「私」。
この小説の醍醐味とも言えるこういったシーンがないと、やっぱりつまらないかな…というのが正直な感想です。

典型的なサスペンス、かな? ★★★☆☆
第一章を読んでいると、何のことやらわかりにくいし、面白くなさそうに思いますが、それさえ乗り切ればあとは楽チンだし、スラスラと進みます。話の筋書きは、ちゃんと読めそうで読めないようになっていて、それなりに楽しませてくれます。自分はTOEIC700台ですが、楽に読める内容です。