友よ、お前のためならば...に感涙(ネタバレ注意)
★★★★★
一番思い入れのある仮面ライダーアマゾン編終了...。
スーパー1編が残っているとはいえ、今までで一番泣けるラストだった思います。
「ニセ・アマゾン」とも言うべき体になったゼロ大帝と、滝をはじめとする面々がヘリの中で死闘。
ゼロ大帝に傷つけられ、フラフラになりながらも、アマゾンを助けようとするマサヒコのセリフにまず涙。
そのマサヒコのピンチを助けるべく闘うビクトル、そして...そこで描かれるアマゾンの主題歌にまた涙。
そして、傷ついたり死んでしまった「同胞」を前にして涙にくれるビクトル、そっと手を合わせるマサヒコ。2人の友情に涙。
テレビ版ではあまり語られなかったバゴーの秘密も明らかになりますし、結構あのおじいさんが出てきます(笑)。バゴーとBADANの関係、バゴーがアマゾンに伝えたかったこと、それがZXにも伝わっていること、等など。テレビ版で謎だった事柄も、「ああ、そう来るんだぁ」って感じで村枝先生が描かれています。これが爽快。
暗闇大使の捨て台詞が、スーパー1編の「悪の序曲」になるのか。仮面ライダーXも参戦しており、どういう共闘を見せるのか、楽しみです。
意外によかったアマゾン編
★★★★★
アマゾン編は連載を読んでいた頃は、あまり面白くないなーなんて思っていたんですが、こうやって単行本で通して読んでみると、なかなか泣ける話だなと思いました。アマゾンが復活した時に「アマゾンライダーここにあり」の歌詞が載っていたページは鳥肌がたつ位、格好良かったです。
あとこの特装版に同梱されている「摩天楼の疾風」もオールカラーになって、何かまったく別物のような読み物になってる感じでした。「たった一人の戦場」もオールカラー化するみたいなんで、そちらも楽しみにしています。
9年前の連載スタートの確認
★★★★★
仮面ライダーSPIRITSは2001年の連載スタートから欠かさず読んでいますが,この漫画は昭和のころの仮面ライダーの世界をまったく崩すことなく,現代に完全にマッチしたすばらしい漫画だと思っています。
今回のプレミアムボックスには第1話「摩天楼の疾風」のオールカラー版が付属していると月刊マガジンで知りました。もともとの摩天楼の疾風でのカラーページは本郷猛の「ライダー変身!!」と「滝への感動させる一言」の4ページだけでした。個人的には怪人と1号ライダーが戦うシーンが楽しみです。