「マガジンZ」から掲載誌を「月刊少年マガジン」に移して新たにはじまった仮面ライダーspirits。しかも旧1号、旧2号の過去が描かれていて、個人的にかなり嬉しかったですね。しかも、ただの過去編ではなくて、本編ともちゃんと繋がるストーリーなので、そういう意味でも必見だと思います。本編の方が終わったら、またこういったテレビでは描かれなかったエピソードを村枝先生には描いてもらいたいですね。あと良かったシーンは一文字が自分の意志で変身ポーズをとる場面。かなりカッコいいです。

本編再開前に描かれる本郷と一文字の出会いの物語。本郷は常に地獄に居た。果てしなく続く戦い……誰にも救いを求めず、ただただ孤独に戦う姿に胸が熱くなりました。皆さんが求めていた仮面ライダーはここに居ます。

掲載誌が変わった後の　新仮面ライダーspirits
2号ライダー誕生と新たな戦いへの序章

画力　ストーリー　セリフ　文句無しです

本郷猛と一文字隼人、仮面ライダーの永遠の伝説として語り継がれるであろうダブルライダー誕生のstoriaです。
どこかに置いて来てしまった少年の日の熱い気持ちが蘇って来ました。
仮面ライダーは不滅です！

石森章太郎の原作版＋ＴＶ版に加えて村枝氏のオリジナル(想い)のブレンドが、絶妙！

一文字ライダーの誕生編は、ファンならば誰もが夢みた読みたかったストーリーだろう。

ファンの心が、掻き乱されるヒリヒリする様な台詞も◎！だし、
原作版にも登場するショッカーライダーが、持つ銃をこの様に昇華させる村枝氏の
偉才ぶりには、唸らせられるばかりだ。

所々からも原作＋ＴＶへの村枝氏の愛情と敬意を感じずにはいられない。

ショッカー基地。
ＴＶ版放映当時に発売されていたガムの包を集めると『仮面ライダー事典』らしきものに
なるそれに載っていたショッカー基地を連想さられ、思わず口の中にあのガムの味が、拡がった。

僕が、思うルリコさんと微妙に違いを感じたが、それはそれ。

大ヒット且つ長い歴史を持つ作品なので漫画化には、
描く者と読む者の”想い”の温度差もあるものだが、
今作は、多くのファンが諸手を挙げて歓喜と共に受け入れられるだけの力技を持っている。