自らファンを自認する、加藤和彦に捧ぐ
★★★★☆
このアルバムのカラーは1曲目「ジュディズ・ファーム」のロン・ウッドのリフで決まりだ。
ストーンズでは聴けない彼のグルーブ。タイトで少しルーズなリズムにロニー・レーンの
甘い声が繊細な雰囲気をバンドに与える。ロッド・スチュアートは控えめにていねいに
歌っている曲が良い。ライブバンドとしての評価が高い場合が多いが、音楽的には少し散漫で
コンパクトに良い曲が詰まったこのアルバムを、裏ジャケットのメンバーの人形を見ながら聴くのが楽しい。
ところで最後の曲、いったいロッドはどんなキーで歌っているの?ちょっと危ない、真似できない。