飲んであげる
価格: ¥0
女流官能作家だから執筆できたディープな人間関係が作り出す
官能小説がKindle電子書籍で遂に登場!!
優秀な夫、フリーターの義弟、そして夫の元交際者の欲望と嘘が交差する。
クライマックスには、点と点が線となり隠された真実が浮かび上がる。
【あらすじ】
夫はまだ、会社から帰って来ない。
夫にとって出来の悪い弟が、妻と妙な関係になるはずはないと思い込んでいるに違いないからだ。
だから亜里沙は、夫の代わりに六つ年下の義弟に甘える気持ちでシクシクと泣き続けた。
けれど若い男性である典之にとっては、義姉とはいえ、女体を腕の中に抱いているのだ。
男の欲望に駆られるのも、無理はなかった。
急にギュッと激しく抱き締めたかと思うと、
「ね、義姉さん……!」
【本文台詞抜粋】
「もう今日でおしまいって決心して、ここへ来たんですからね」
「あたし着替えて来るわね、こんな格好、お客さんに失礼ですもンね」
「ぼく、義姉さんの肉体の虜にさせられちゃったんだ」
【登場人物】
■亜里沙
結婚して2年半。29歳の新妻
有名私大卒し大手旅行会社で課長をする夫を持つ。
■矢代 美和子
亜里沙が結婚前に勤めていた会社の同僚OL。
結婚後も時々、メールのやりとりをしていたメル友。
夫の元、交際相手でおとなしい性格。
■典之
亜里沙の義弟。
夫より八つ年下の典之は、三流大学を卒業し就職せずフリーター。
【著者紹介】
一条 きらら(いちじょう きらら)
埼玉県生まれ。東京在住。短大卒業。OL生活の後、結婚と離婚を経験。
1986年『不倫ばやり』で作家デビュー。愛と欲望を描く女流官能作家。