私に向かない仕事 〜私立探偵小説2013年〜
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本当の探偵が不在の探偵小説です。
あちこちに、有名な探偵小説のパロってる部分も
あるかも知れません。無いかも知れません。
ワナビの書く、ワナピによる、しかし、ワナビだけのためではない
探偵小説を書いてみました。
《内容&主人公自己紹介》
これは2013年マッタダナカに起こった出来事・・・。
元彼で仕事のパートナーである、探偵が失踪した。
その後、途方にくれる私のところに舞い込んで来た仕事は、
事務所が入居している雑居ビル一階の、中華料理店の店員の
中国娘が依頼人だった。彼女は言った。
「中国人の彼氏が失踪しました。探して下さい」
日本人の彼女でも出来て、居なくなったんでしょうよ、と高をくくっていた
経営&事務係の私が、仕方無く調査に乗り出し、あぶり出した真相とは?
働くっていったい何?まったく男ってやつぁ……泣けるわね。
向かない探偵の物語。
「だって、女なんですもの、こんなことやってられないわよ!
なんのかんのとグダグタになりつつも、私は何のために調査なんか
してるのかしら?それは私自身にも白黒を付けるためよ。たぶんね。
でも、それ以上でもそれ以下でもないわ。私はそこのところはきちんと
わきまえているつもり。
人間自分の度を知ってわきまえることって必要よね。
昔わたしに「わきまえろ、」と言った男がいたわね。
でも、こんなに人を見下した言葉は、自分がよほどの人格者で
無い限り絶対に言えないわよ。
わきまえろ=引っ込んでろバーカ、って意味よね。こんなのとんでもなく
場違いにトンチンカンなことをやらかした人以外に使用した人って今まで
見たことないわ。そもそもの使用方法を知らないで使うってどんだけ
バカなの?
私だったら、恥ずかしくて言えない。自分をわきまえてたら言えない。
だいたいこれを言った人は、わたしより立場がちょっと上だったんだけど
従業員というの同じ立場。なのに、男でも女でも自分より立場が弱くて
大人しそうな人だけ、こんなエラそうなこと言って強い態度に出る。
人によって180度別人28号よ。しかも女癖悪くて同じ職場の
未成年以上なら、人妻でも平気で手を出してる。自分だけがバレて
ないと思ってるみたいだけど、裏ではバレまくり。しかも、みんなに
何て言われてたか?わたしだったらこんなこと言われてるの知ったら
生きて行けない。
あーあ、それなのに、【一番わきまえてない人間に】こんなこと
言われる様じゃ世も末よね〜。
って思ったことがあるわ。さすがに逆恨みが怖いから言わなかったけど。
だって、わたしはわきまえてる人間ですから。
でも、職場の女に手を出して気づかれないと本気で思ってる?
男が女をモノにしたのを男同士で自慢するらしいけど、同様に、
女は付き合ってる男のことを、必ずまわりの女たちに話すわよ。
なぜかは知らないけど〜。話さない女は100パーセントいません。
だから、社内恋愛でバレたらお互いヤバいはずだから、なんて安心
しない方が良いわよ。確かに同僚の男たちは知らないかも知れないけど、
同僚の女たちにはバレバレだっつーの。(浮気調査なんかたいてい
『仲の良い友だちからバレる』から楽っちゃ楽よね〜)
ああ、そうそう、その後私の方がバリバリ仕事できるように
なっちゃったら、その人=上司、辞めてったわ。どうしてかしらね?
わたしが「わきまえろ」を連呼したせいかしら?なーんて
※↑上記を楽しめた方なら、本文もお楽しみになれるでしょう。
まあ、こんな毒吐きのお姉さんが主人公の物語です。
お姉さんの特徴はどんな仕事をしてもそつが無い。で、それに見合って
エラそう。だから、仕事ができないくせに和を盾にする無能な上司だと
お姉さんは衝突(ケンカ)して、唐突に辞職してしまいます。
今度の仕事は自営業(=探偵業手伝い)だったのですが、相棒が失踪して
さあ大変!な状況なのです。
(こんなんで大丈夫なんでしょうか?……)
内容もお姉さんが上記のような感じの独り言で占められており
かなりキョーレツです。
ああ、それからエロは一切無いです。(こんなお姉さんじゃ期待できないか)