脳人形の館
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*Japanese*
Peter Cushing Centenary: An Homage Short Horror Story
☆美しき怪奇映画俳優ピーター・カッシング・生誕百年オマージュ企画☆
●初老マッド・サイエンティストの奇妙な愛と欲望。ホラー風微耽美小説。文庫換算(38字×18行)約65ページ
「君は私の罪を知らない。かつて犯した罪も、これから犯す罪も――」
【物語】
ピーター・カークランドは、重い足どりでとある館に向かっていた。
かつての共同研究者クリフォード・ブラッドレーが亡くなり、彼の隠遁していた館が遺言によって託されたのだ。
クリフは形成外科学の権威だったが、七年前のある出来事を境に、ピーターの前から姿を消していた。
ピーターは自分宛ての、投函されなかった手紙を発見する。その中にはこう書いてあった。
「君は私の良心だった。その君を失った。私は、自分に禁じていた研究に手を染めるつもりだ…」
よみがえる生前の彼との思い出に、ピーターは葛藤する。
彼はこの館で、たった一人で何をしていたのだろうか…?
好奇心に抗えず、ピーターは日誌をひもといていく…。
【目次】
脳人形の館
あとがき(ピーター・カッシング/クリストファー・リー、設定イメージソース解説)
(付録)ピーター・カッシング/クリストファー・リー共演作品リスト
参考文献
著者より:大好きなカッシング、リー共演でこんな映画が見たかった…という妄想を詰め込んで、70年代アミカス・プロのホラー映画風に書いてみました。初老科学者の「異常な愛情」をぜひお楽しみ下さい。