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ミラー・ダンス〈上〉 (創元SF文庫)

価格: ¥1,008
カテゴリ: 文庫
ブランド: 東京創元社
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シリーズ中でこれが一番好きかも ★★★☆☆
キャラクターに感情移入するほうであるという自覚はあるのだが、緊張のあまり読めなくなったというのは初めてではないだろうか。

基本的に面白ければ面白いほど先が気になってどんどん読み進めるものなのだが、今回ばかりは足がすくんで進めなくなってしまった。

本を閉じて、大きく深呼吸する。
初舞台を迎える新人歌手のごとき緊張感。                        
いやあ、凄い人だよ ビジョルド。
英雄崇拝ってやつだか何だか知らないが、これはネイスミスに向けられたものなのだ。 ★★★★☆
 ネイスミスのクローン人間の「マーク」が、ネイスミスに成りすまし、デンダリィ傭兵隊に提督としてまんまとのりこんでしまった。
 マークの狙うのは、かつて自分を捻じ曲げらた姿に養育したジャクソン統一惑星。
 「死を待つばかりのクローン人間達」の救済をかかげ戦闘へ。
 実戦の経験もなくいきなり提督として指揮を取ることになった彼は自分の浅はかさを激しく後悔することになる。

 テロリストの武器としてマイルズ(ネイスミス)とそっくりの容姿と知識をもっていたはずの「マーク」でしたが、実際は知識と経験が圧倒的に少なく、人心掌握術を待ち合わせていなかったことを知り驚愕します。
 マイルズたらんと育てられた「マーク」が、マイルズの「仲間、両親、親戚、生まれ故郷」と接することで自己を取り戻してく様子を書いています。

 
今のところシリーズ最高作 ★★★★★
本作もまたヒューゴー賞受賞作。多彩な人物描写とユーモア、ストーリーテリング、ハードSF的アイデアの結合がこのシリーズの売りだが、ともすると人物やストーリーに偏リ過ぎてSF性が希薄になるきらいもあった。しかし、この作品はそういったバランスの悪さがなく、様々な要素がうまく配合され、上下巻の長さにもかかわらず読者を飽きさせることなく、最後まで引っ張ってくれる。

本作が光っているのは、何より、本作の事実上の主人公であるクローンのマークの性格、内面描写の秀逸さにある。解説で引用されている作者自身の言葉にあるように、エンターテインメントでありながらクローンのアイデンティティやモラルの問題を深く追究した一編に仕上がっている(「芸術的」というのは言い過ぎだと思う)。スペースオペラ嫌いの文学派のSFファンにも薦められる作品といえる。

マイベストシリーズ ★★★★★
生き生きとしたキャラクターと緻密であるようで意外とすっきりとした世界観が非常に読みやすいシリーズです。
さて今回はマーク(主人公マイルズのクローンです)が主役です。すっかりマイルズは完成された人物になってしまって、成長させ辛くなってるのでしょうね。大枠はマークの自分探しの旅になってます。

ビジョルドはやっぱりキャラクターが命ですね。世界とキャラクターがあって、あと語りたいメッセージをブレンドすれば、ストーリーが出来上がる。キャラクターにのめり込んじゃうともう逃れられません。
もう次が読みたくて仕方が無い。