マーク・ヴォルコシガン卿が現実の人間である事を
★★★★☆
マークの失策によって、死体となったマイルズ。
しかもその凍結死体は行方不明になってしまっている。
「マイルズのクローン人間」ではなく、マイルズの弟としてバラヤーの人々に接してもらい自分を認識し始めたマークは、その凍結死体の捜索に加わる事を志願する。
上巻につづいて、バラヤーで人々と接して自分の存在を確認できたマークが、失策を取り戻すべく大活躍をします。
マイルズ自身も、記憶喪失から自己確認をする様子などが描かれていきます。
息もつかせぬ展開に、派手な戦闘場面、陰惨な拷問。華麗な舞踏会。
盛りだくさんな小説です。