大家になって、家賃の取り立てぐらいなら自分でできると思い、安易に自主管理をしていた。その後、度重なる水廻りのトラブルや鍵の交換で、業者の言いなりともいえる料金を請求された。その経験から、原状回復工事業者の書かれた本書に興味を持ち、読んでみることに。管理会社の選び方や清掃のクオリティがいかに重要か、各種設備関係のチェック項目など、ほとんどが赤ペンで引かされるくらい、勉強になった。多くの新米大家さんに教科書代わりに紹介したい一冊です！

原状回復業者かつ収益物件オーナーの目線で業者の選び方、
付き合い方などがぎっしり詰まっています。　
大家として情報不足で今までこれでよいのかどうか不安に思っている大家さんには
大変役に立つと思います。
逆にまだ不動産を購入していない人としてはまだ読むのは矢肺と思いますが、
将来のためと思って呼んでおくのも良いと思います。
驚くほどの裏技はありませんが、しっかりとアパマン経営に関する必要事項を
解説していて他の大家さん本とは一線を画します！

現役の大家さんとして、
賃貸業で成功するためには、
常に満室を目指さなければならない。

そのために、出来ることをすべてやる。
ということを訴えている本です。

そしてその『出来ること』を、
長年原状回復業を行ってきた経営者の目で
詳細に経験者として記述しており、
賃貸経営をする者の教科書として、
本棚に置いておく必要のある本だと思いました。

今後も陳腐化せずに生き続ける考え方として、
『誘目性』という言葉が新鮮でした。

大家さん自身でも修繕などをしたり考えたりしたいなら
とても参考になる本ですが、管理会社や不動産屋さんへ
物件管理の殆どを任せている大家さんにとっては
なるほどね〜っと思うだけの本かもしれません。
書籍名と内容がちょっと違うように思えます。
勝ち組になれるかどうかは管理の大切さもありますが
大家さんにとっては金銭的な余裕があることが大事で
家賃に対して修繕費が妥当かどうかが気になる部分です。
最終的には入居者にとって家賃が妥当かどうかですので
不況下での家賃を上げる行為はよく考えるべきでしょう。
本書のような業者さんがいれば大家さんはありがたいです。
これからアパート経営をされる方にとって本書は
どんな修繕が必要になってくるかの参考になると思います。

今までのアパマン経営本と違う視点から書かれている本であり、
特に管理会社との付き合い方や原状回復のノウハウ等は
なかなか情報として表れなかった部分であるので、
これからアパート経営を検討されている方にもとても参考になる内容です。
また、今後増えていく敷金礼金ゼロ物件の原状回復費用はほとんど大家負担が
当たり前になる状況でコスト節約するテクニックも書かれているので
一読の価値は有りです。