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シアター! (メディアワークス文庫)

価格: ¥641
カテゴリ: 文庫
ブランド: アスキー・メディアワークス
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ちょっと軽すぎかな。 ★★★☆☆
大好きな有川氏の作品なのですが、私にはちょっと軽すぎたようです。
もの足りない印象でした。
図書館シリーズや自衛隊3部作など、長編を読み続けてきたせいかもしれませんが・・・。
いつものラブコメじゃないけれど、劇団の内幕がよく描かれていて良かった。続編期待 ★★★★☆
新創刊のメディアワークス文庫の目玉の一つとして出版された有川浩の文庫書き下ろしの小説。
いつものラブコメっぷりが影を潜めてるのは、ちょっと残念だけど、劇団の内幕、特にお金に関わるところがよく描かれていて、面白かった。
実在の劇団への取材がしっかりしていたということだろう、なかなかリアリティのある設定だった。

特に一つの公演を成功させるためには、ただ単に質の高い舞台を創り上げるのではなく、まさに舞台裏での活動が必要だってことが、素人の私にもわかった。また、それが一つのプロジェクトとして描かれていて主人公の一人である「鉄血宰相」の奮闘ぶりがとても、心に残った。

できれば、続編を期待したい。なにやら、登場人物の間の恋愛もいろいろありそうだし、ネタは尽きないと思うんだけど...
創作する人々の物語 ★★★★★
面白くて一気に読みました。
演劇では食えない、という話は知っていましたが、
こういうことなんだ、とナットクしました。
中堅マイナー劇団の現実を紹介しつつ、前向きハッピーなのがいいですね。

いつもどおりの、わかりやすく軽快な有川ワールド。

ただ、この作品は「守る人々」ではなく「創る人々」の物語なので、
各キャラのノリは、いささか過去の有川作品のキャラたちとかぶるものの
「考え方」がぜんぜん違っていいなと思いました。
というか、今までになく最後まで幼稚なキャラが多いような。
(スミマセン、自衛隊三部作と自衛隊短編集と図書館戦争シリーズしか読んでません)

主人公の「鉄血宰相」春川司の味わう「作り手」と「傍観者」の間の
埋めがたい疎外感のほうに共感しました。
ちょっとだけ「読者」と「作家」の間の溝なんてことも考えました。
また、

  分かりやすいエンターテインメントを目指す劇団はどこもなかなか評価されない
 
  カジュアルなエンタメで万単位の集客を誇る劇団もあるが、
  そこも未だにメインストリームからは無視されている

  分かりやすいものを軽視する風潮には、
  商業的に成立するために不可欠な一般客への侮蔑がある
 
なんていう春川司の憤りは、そのまんまライトノベル軽視・蔑視への抗議とも受け取れます。
そう考えてしまうと、好きというだけでやっている演劇の話は
文章書きさんにもそっくり当てはまりそうになってきます。
演劇は集団で、文章書きは基本的に一人という違いはありますが。
あと、舞台演出のシーンで
作者が各キャラクターを際立たせるためにやっていること、
というのが垣間見られた気がしました。
有川作品のキャラたちは皆それぞれ愛されてますよね。


作者=羽田千歳の物語にしか見えない ★★★★☆
ストーリーは単純だ。
迫りくる危機を、仲間が力を合わせて乗り越える。

だが、扱っている世界が斬新。
劇団、声優。
知る人ぞ知る、と言った感じの世界を描いている。
それを、とても魅力的な表現で紹介している。
今作も、心に残る表現満載です。
しっかり取材したんでしょう。おかげさまで、もう興味津津です。

変化を与えた人が、その変化によって、自分もまた少しずつ変わっていく。
そんな心の動きを丁寧に追っているのもいいですね。

書けない兄と、書ける弟。
これも、有川作品で時々出てくるキーワードですね。

しかし、またお前らか!と言いたくなります。
すごい経歴の持ち主だが、内面は弱い女の子。
そんな女の子の内面をくみ取り、完璧なセリフで慰める完璧超人。
特に司。完璧すぎ。
女の子が思い描く、理想の王子様って感じ。
そのせいか、作者=羽田千歳の物語にしか見えない。

え、ただの僻みじゃないかって?ああ、そうかもしれません。
610円以上の満足を ★★★★☆
さすがは有川氏、読み始めたら最後、ぐんぐん有川ワールドに引き込まれます。エンタメを提供してくれる。このあたりに有川氏の小説に対する姿勢が見えるような気がする。

物語は小劇団「シアターフラッグ」をめぐるもの。この劇団は御多分に漏れず金に困っている。劇団員の夢や想いは素晴らしく熱いものがあるが、経済性に難がある。皆が演じる側の夢や理想を追っているので、観客からの視点がやや甘くなってしまったり赤字を出してしまったりする。多くの人に公演を知ってもらい、チケットを買ってくれた観客が心底楽しめて、しかも劇団として収益を上げる、劇団を維持していくためにはそうしたことが必須であるのに、そのことよりも個々の想いを優先させてしまう。要するにプロになりきれないのだ。そうした劇団を主宰する弟・巧から泣きつかれて兄・司が劇団運営に乗り出す。そして劇団の甘さを次々に改めさせていくというストーリーである。

有川氏の小説を読んでいていつも感じることは、小説の奥底にある氏の想いは気高くしかも深いものがあるにもかかわらず、あくまで小説としては軽く読みやすいものに仕上げているのではないかということ。そして文学性よりも読者を楽しませることを優先しているのではないかということ。読者を自分の作品世界に引き込み、楽しませ、充分に満足させること、それがプロの小説家なのだと有川氏は言っているような気がする。
気まぐれ書庫の管理人 ★★★★★
小劇団「シアターフラッグ」が存続を賭けて、2年間に収益のみで300万を返済する。

最初に感じたのは中小劇団にとっては耳の痛い話だなーと。
私自身、身をもって知っているだけに、グサッとくる司の言葉たちw
でも、どれも正論。
必死にやってダメだったら諦められるから、やれることは全部やらせる。
本当に潰す気があるのかないのか、司の態度が面白い。
そして、基本弟に甘甘なのがなんか可愛い。

作中に出てくる脚本も一本一本が面白い。
有川さんが取材に行った「Theater劇団子」の公演も観に行きたくなりました。
ぶんぶく堂 ★★★★☆
弟、「巧」は子供の頃、友達と遊ぶことが出来なくて、いつも兄「司」が頼りだった
 でも、父がやっていた演劇を見て、人生が変わり…
父を破滅に追いやった演劇にも関わらず、のめり込んでいく
 そして、「みんなで楽しくやれればいい」とやって来た赤字劇団“シアターフラッグ”
司からの300万円の借金は、楽しいだけの劇団のままでは返せない
 司の指導のもと、節約しながら、そして上手にPRしながら舞台初日を迎えることに…
 
一体、司は「シアターフラッグ」の応援団なのか、潰したいのか…どっちやねん!(笑)
片足を突っ込んでしまった挙句、気が付いたら「シアターフラッグ」のために東奔西走
やっぱ、弟はかわいいのかな~?
 
それにしても、司さんテキパキしてて気持ちいい!
「シアター!2」に続きます
愛と冒険と生活に疲れた主夫 ★★★★☆
赤字放漫経営の小劇団を立て直せ!借金した300万円を2年間で返せなかったら芝居を辞める覚悟を突きつけられた劇団員達が本気になる!
芝居に関わる人達のまさに舞台裏が見えて面白いです。登場キャラは作者お得意の真骨頂を発揮する組合せで、グイグイひっぱります。大学のサークル活動がイメージされる小劇団は玉石混交で一般に普及しづらいですが、これ読んで興味持つ人増えるかも。
好きなことで繋がってるコミュニティーにとって商業的に黒字にするのは、面倒で辛い事だろうけど、多くの人に評価されることですから…「頑張れ?シアターフラッグ!」
続きが読みたい!って思ってたら…
出ましたね(^ ^)
登場メンバーを応援したくなるお話です。
あたいのオススメ。 ★★★★★
『シアター!』

 「鉄血宰相」、サイコー!!!
 
 厳しい中にも愛のある一言一言に、
 司さんみたいなお兄ちゃんいいな~と思っちゃいました。
 
 図書館戦争の著者が小劇団を舞台に書いた作品。
 オススメです!
通勤電車にゆられて ★★★★☆
次回に続きそうです。
全力100%サポートを目指して ★★★★★
面白かった!!

こういう兄弟っていいな。
弟を心配する素直じゃない兄と、甘え上手な弟。

人気はあるのに貧乏で赤字だらけの中堅劇団において、
リアルな現実と若者の夢を交えながら少しずつ変わって
行くところ等、登場人物の個性が小気味よくて素直に
楽しいエンタメ本でした。

相変わらず有川さんの人物設定は面白い。。。
人物紹介でのあだ名とか、うまいなぁ~。

なんと続編が来春2011年1月に予定されているとか。
とっても楽しみですね!(^▽^)
裏事情もわかる? ★★★★★
今まで、劇団というものに何の接点もなかったですが、すこ~~しのぞき見できたかな?
舞台を見てもらって、喜んでもらうだけではダメで、劇団の「経営」も大事なんだと理解したシアターフラッグは、一歩前進ですね。
鉄血宰相素晴らしい!「吊るすぞ!」しびれます。
ゆうの読書記録 ★★★★☆
経営難の劇団に現れた救世主は鉄血宰相。心温まる兄弟愛、青春。簡単でさらっと読める。兄貴のセリフが結構いい。「誠実って言うと聞こえがいいけどそれは自分が背伸びしなくて済むっていう楽をしてるだけ」まさしく甘えてばかりの人には目から鱗が落ちたことでしょう。
七賢文庫 ★★★★★
シアターフラッグ。
人気があるが借金もある小劇団。
その額なんと…300万円!?
困った主宰者・巧は実の兄・司に泣きつく。
司が出した300万円を貸す条件とは
興行成績のみ2年間で300万円返済!
さて、この勝負どのように出るか?

有川浩の作品です。知人から招待された舞台を見て、
今回の作品を思いついたそうです。
書き上げるまで3ヶ月、そうは思えない細かいディティール。
劇団員がみんな個性ある人物で、続きが読みたくなってしまいます。
劇団員の中でも看板女優・牧子さんはハンサムな女性です。
いわゆる「姐御」的な存在。素敵です。
もちろん、主人公たる司・巧兄弟も魅力があります。

舞台が好きな人も、有川浩個人が好きな人も是非どうぞ。
千と千尋の本屋さん ★★★★★
有川先生の新作書き下ろし!
有川先生お得意の戦闘シーンはありませんが、実に良い作品でした!
劇団のお話です。
これを読んでいたら演劇に興味が湧きました。
お話のモデルになった劇団がいらっしゃいます。
あとがき等に詳しく載っています。

この作品は是非とも続編を読んでみたいです!
さすがの有川先生デス!オススメ!
柊舎《目指せ、1日1冊!》 ★★★★★
●12月新刊文庫●
「今日から俺が債権者でシアターフラッグが責務団体だ。今から二年で返せ。
劇団が上げた収益しか認めない。返せなかったらシアターフラッグを潰せ」
それが小劇団「シアターフラッグ」の主宰・春川巧に兄の司が科した借金の条件だった。
◆そこそこのファンがいて、受けも良いけど赤字続きの劇団・シアターフラッグ。
仲良くやっていればよかったけど、声優として認められている羽田千歳の入団でプロを目指そうとして起こった劇団の分裂、そして借金問題。
末っ子でダメっ子体質な巧。有能な社会人で鉄血宰相となりお金の管理をする司。そして千歳をはじめとする劇団員の個性豊かな登場人物が織りなす物語はと~っとも面白かったです!
特に鉄血宰相・司がお気に入りです。うん、かっこいいぞ!
司が事業仕訳よろしく徹底して無駄を省いていくけど、それでいて結構いいお兄ちゃんで、団員のサポートをしているのが良いのですよ。これぞツンデレってヤツ?
もちろん筋の通ったその姿勢だからこそ、鉄血宰相と言いつつも皆ついていくんですよね。
もちろん劇団の公演が行われるまでの裏話としても面白かったです。
新生シアターフラッグはまだ最初の公演を終えたばかり。
黒字劇団となって借金を返せるのかも気になりますし、そもそも素直にもっと読みたいので、続きぜひお願いします。
もちろん甘さも足していただければ嬉しいです。
◆電撃文庫を読んで大人になった世代向けのノベルレーベル、メディアワークス文庫。これはなかなか楽しみなレーベルになりそう。
よかったよ ★★★★★
この人の作品は設定のおもしろさにつきると思う。ただ主人公にあまり魅力を感じられないのが残念かな。と思っていたがこの作品は 人物がしっかり描かれてて良かった。