一流の部下力
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「うちの上司はやりたいことをやらせてくれない......」「うちの上司が仕事に必要な人・モノ・金・情報を与えてくれない......」「うちの上司は仕事を教えてくれない......」などなど、部下の上司に対する不満、愚痴は絶えない。しかし、このように嘆いてばかりいる人は、上司を「自分の欲しいものを与えてくれる親」のような存在であると勘違いをしている。
一方、頭の良い部下は、上司の機能を「人・モノ・金・情報・時間という経営資源を引き出すための銀行」であると認識し、どのように上司と付き合えば、自分のやりたいことができ、またやりやすい環境を得ることができるか、つまり「上司の動かし方」を熟知している。このような能力を、本書では「部下力」と定義する。
若い社員や部下の立場の人にとって、能力発揮、キャリア構築、やりがいなど仕事の満足感に、「上司の協力を得られるかどうか」は大きな影響を与える。しかし意外とこの「上司との関係性」について、本気で考えない部下の人が多い。
上司の無理解を嘆く前に、「上司の賢い動かし方=部下力」を鍛えよう。なぜなら、あなたを評価するのは、あなたではなくあなたの上司だからだ。本書は、出世、昇給、キャリアアップに大きな影響を与える「部下力の鍛え方」について解説する。
■目次
第1章 一流の部下は「スタンス力」が一流!
第2章 一流の部下は「印象力」が一流!
第3章 一流の部下は「コミュニケーション力」が一流!
第4章 一流の部下は「信頼構築力」が一流!
第5章 一流の部下は「仕事力」が一流!
第6章 一流の部下は「成長力」が一流!
第7章 一流の部下は「困った上司対応力」が一流!
第8章 一流の部下は「志力」が一流!
■著者紹介
上村光弼(うえむら・みつのり)
1962年大阪市生まれ。甲南大学卒業後、営業会社の管理職・社内教育トレーナー、人材コンサルタント会社を経て、1992年より日本メンタルヘルス協会にて衛藤信之氏に師事、同協会でカウンセリングゼミ講師を務める。 その後2001年からはコミュニケーション・テクノロジー研究所を設立。"人間関係の再構築"と"能力開発"をテーマに、コミュニケーション技術の普及をライフワークとして活動。
2006年、株式会社エンパワーリングを設立。"人と企業を本気にする"をテーマに、全国を奔走中。これまでに、企業・行政・組織・家庭・学校の為の、カウンセリング・コーチング・コミュニケーション・心理学などをテーマに全国で3000日以上の講演・研修の実績を持ち、のべ10万人以上の参加者からは90%もの受講満足度を得ている。