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読書の腕前 (光文社新書)

価格: ¥819
カテゴリ: 新書
ブランド: 光文社
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普段着で本を楽しむ ★★★★★

本好きを極めた?著者が、本の楽しみかたを指南します。

スーツでビジネス書を読み、効率よく情報収集するのではなく、
普段着で本を読み、楽しむことの良さは、何にも代えがたい。

そもそも「本というのは即効性がない」(北上次郎)もので、
「本というのはもともと不便なもの」なのだから、効率を求めず
不便さも含めて本を愛そうとする著者の思い入れを感じます。
よくある読書論です。 ★★★★★
 読書論に関しては今までにいろいろな人が書いているので、本書も「ワン・オブ・ゼム」であると言って良いかなと思う。ただ、当然、読書は個人的な体験になるのでその人ならでは、というカラーが出てくる。読みどころはまさにそこである。本書の中で頷きながら読んだのが「映画『耳をすませば』でなぜ、図書館司書の声優に立花隆を使ったのか」という目の付け所。私も「多分こうだからではないか」と思っていただけに、それに注目していた人がいたことで何かホッとした気持ちがした。また、本を読むと世界が変わって見えることを示した「伝書鳩」の話、庄野潤三「夕べの雲」の引用はなかなか素晴らしく、この本を買って読んでよかったと思えた。また、少年・少女時代、青年期にとって大人との出会い方(親としての大人、教師としての大人)がいかに重要か、決定的かを印象強く考えさせられ、身の引き締まる思いがした。よくある読書論ではあるが、非常にためになって☆5つである。
小手先のテクニック論ではなくて、感動して泣いてしまう必読書 ★★★★★
本書のベストセリフ
飯島耕一「何もつよい興味をもたないことは
     不幸なことだ
     ただ自らの内部を
     目を閉じてのぞきこんでいる。
     何にも興味をもたなかったきみが
     ある日
     ゴヤ のファーストネームが知りたくて
     隣の部屋まで駈けていた
     生きるとは
     ゴヤ のファーストネームを
     知りたいと思うことだ」
一流のものは自然と一流にリンクする。
読書論、文化芸術を語った本で、
ゴヤ の話題が出ないのは二流だが、
本ネタメインの本でありながら、
詩集の紹介としてゴヤ の名を出す岡崎武志もまた一流である。
林達夫 と谷沢永一 の話題も語られるし、
ほぼ文句無しの日本一の読書論の本である。
小手先のテクニック論ではなくて、
感動して泣いてしまうぐらいの本である。
必読。
唯一の欠点は、
某物書きの甥として、
日比野克彦の名も出てくることである。
日比野克彦というのは、
アフリカの洞窟の中で、
精霊さんと交信し、
手に直接絵具を着けて、
壁画を描いたという、
日本の恥の自称画家である。
国内で自称芸術というふざけたことやってるだけならまだしも、
アフリカまで行ってわざわざ落書きしてくるという、
ポンポコピーである。
素晴しい芸術家として"あの"日比野克彦などと書いているが、
芸術を知っている一流の人間にとって、
日比野克彦の名は
"あの"キチ○イの日比野克彦であるw
芸術より本の方が知的レベルが高いので、
芸術なんてどうでもいいけどねww
本をいっぱい読んで
知的レベルが上がった人間でも感動出来る芸術は、
ゴヤにしかない。
ゴヤただ一人が、
本物の天才の芸術家である。
他はふざけた落書きでしかない。

読書好きには参考になる ★★★☆☆
「読書の腕前」という題名から読書法をメインに書かれたものかと思い読みましたが、筆者の読書法、読書論は書かれていますが、他作品についての書評、紹介のほうが多く載っています(私の日頃手にしない本などについても知ることができ、それなりに有益ではあります)。
作者は、根っからの読書好きだといのは伝わりますし、そのような本の好きな人が書いた本であるから、本を読みたい欲求を喚起されます。ただ、腕前というからには読書の腕前を上げる方法を詳細にされたほうが、もっと評価が騰がるのではないでしょうか。
自分の読書の底の浅さを思い知ります。 ★★★★☆
作者が、もうとにかく読書好きであることがよくわかります。
様々な、著書を引用して、その言葉の紡ぎかたのすばらしさを解説して
くれます。自分には、解説されても、まだすばらしさが理解できない部分もなり
自分は全然、底の浅い読書なのだと思い知らされます。

本を読むために、旅に出るという、通常、本末転倒と思われる作者の発想も
読書好きには、強く共感できるのではないでしょうか?
私は共感しました。

著者の読書傾向は圧倒的に文学作品なので、「読書」という二文字が表わす言葉が
常に文学作品の読書だけではないことを考えると、この本がマッチしない人も
いるかもしれません。

自分は、実用書が好きなので、深くマッチはしないのですが、こういう世界も
あるんだ。読書は幅の広い奥深い世界だと知れて、とても感慨深いものがありました。