ニッポン・ポップス・クロニクル 1969-1989
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現役最高齢の音楽プロデューサー・牧村憲一が、1969年から1989年までの日本のポップス史を1年ごと、時系列に執筆。
各年ごとにその年のポップス・シーンを語るにふさわしい音楽関係者をゲストに迎え、彼らが実際に見て、聞いて、体感した事実だけでつづられる、ライブ感覚あふれるクロニクル!
「日本最古の──そして最も尖っていたフリー音楽プロデューサーの一大クロニクル。本書を読めば、高度に産業化する前の『音楽の現場』が、政治や社会との深い関わりなしには語れないことがよくわかる。いかにして日本のポピュラーミュージックが『J-POP』に変わっていったのか。本書には本邦初公開の貴重な証言がこれでもかとばかりに散りばめられており、3.11を経て変わるミュージシャンの意識と対照させて読むことで、新たな音楽ビジネスのヒントも見えてくるはずだ。すべてのミュージシャン、リスナー、そして何か新しいことを始めたいすべての『不良』たちに薦めたい、世界を変えるための『指南書』がここにある。」……津田大介(ジャーナリスト/メディア・アクティビスト)
「ここに書かれているのは、CD以前、レコードの時代の話が大半で、若い世代にとっては初めて名前を聞くであろうアーティストも多数登場する。だが、音楽が好きであれば世代を問わずに読みこなせる、ある意味で『日本のポップスの入門書』としての役割を果たすものにしたつもりだ。(中略) 素晴らしい証言者を得て、本書はたくさんの『音楽の川』を書くことが出来た。それと共に、その1本ずつの川が合流し、大きな河となって流れているのを知ることが出来るはずだ。日本のポップスがいかに多くの人々の情熱や気概によって支えられ、紡がれてきたか。この本を通じて、その一端でも感じ取っていただければ幸いである。」……牧村憲一(まえがきより抜粋)
著者の筆を支えるゲスト証言者には、水橋春夫、島雄一、宮川一郎、麻田浩、長門芳郎、大森昭男、小室等、国吉静冶、國分茂博、日笠雅水、永田純、佐藤輝夫、大川正義、伊藤銀次、内田宣政、宮田茂樹、藤井正博、宗像和男、高橋靖子、高野寛、岡一郎、信藤三雄・・・以上、総勢22名(本書に登場順、敬称略)。