『株黄金ルール』信じてよいか
価格: ¥0
利食い千両
もうはまだなり
トレンドに逆らうな
眠れる程度に玉を減らせ
天井三日、底百日、などなど
こうした黄金ルールを盲目的に信じてはいけない!
本当に黄金ルールかどうかを確かめてみよう!
黄金の知恵を通して、投資のエッセンスを学べる絶好の機会!
(「はじめに」より)
株投資成功の道はイバラの道です。この道には、迷い、驕り、躊躇い、誤魔化し、錯覚、失望、過剰、不安などネガティブな人間の情念で溢れ、私たちの期待を裏切っていきます。こうした苦悩の日々から私たちを助けてくれるのが、古今東西のプロトレーダーが経験則から生んだ相場格言や知恵です。
たとえば、「利食い千人力」という株格言があります。いかに含み益ができても売らなければ現実に利益が確定しないということです。
含み益があっても、ある日、悪材料が出て大暴落というのも珍しくありません。また「天井三日、底百日」という黄金律があります。これは概して株は底値圏で横ばい状態が多く、天井圏は蝉のような命で、よいタイミングを探して売れという教えです。
このように、黄金の知恵は、株式投資のエッセンスがぎっしり詰まっており、また記憶装置として、誰でも覚えやすい簡潔な表現にしてあります。
しかし一方で、私たちは、こうした知恵の数々の真偽を検証せず、盲目的に信奉しているおそれがあります。本書は、この黄金ルールが本当に黄金ルール足るのかを確かめることを目的として書かれています。日々の投資の参考にされることを願っています。・・・
目次
■黄金ルール01:銘柄分散はリスク回避になる
■黄金ルール02:突っ込みは買い
■黄金ルール03:噂は買え、ニュースは売れ
■黄金ルール04:薄商いの銘柄を持つべきではない
■黄金ルール05:人の行く裏に道あり花の山
■黄金ルール06:若い相場は目を瞑って買うべし
■黄金ルール07:利食い千両
■黄金ルール08:大儲けより小儲けを狙え
■黄金ルール09:もちあい放れにつけ
■黄金ルール10:大衆は常に間違っている
■黄金ルール11:相場の実践に当たって一番大切なのは「断」の一字
■黄金ルール12:知って行わざるは知らざるに同じ
■黄金ルール13:もうはまだなり、まだはもうなり
■黄金ルール14:押し目待ちに押し目なし
■黄金ルール15:相場は売るべし、買うべし、休むべし
■黄金ルール16:見切り千両
■黄金ルール17:ボロ株に触れるな
■黄金ルール18:トレンドに逆らうな
■黄金ルール19:相場の転換には、代表銘柄を買え
■黄金ルール20:相場には、上がり坂、下がり坂、魔坂(まさか)がある
■黄金ルール21:相場は行き過ぎる
■黄金ルール22:へたなナンピンけがのもと
■黄金ルール23:信念より事実を重んじよ
■黄金ルール24:隣人の情報には気をつけろ
■黄金ルール25:今買いたくない株は売れ
■黄金ルール26:眠れる程度に玉を減らせ
■黄金ルール27:銘柄にも相性がある
■黄金ルール28:天井三日、底百日
■黄金ルール29:株価は企業の将来を映す鏡
■黄金ルール30:期待は破滅への道
[ 著者略歴 ] アットホームで実践的な株チャート研究会「積乱雲」を主宰し、幾多の黒帯投資家を輩出してきた株投資ナビゲーター。海外のカリスマトレーダーについて造詣が深い投資ジャーナリストでもある。著書に、「『雲と線』私だけの株・FX教科書」(毎日新聞社刊)、株練習帳ブームを起こした「株価チャート練習帳」を始め、鋭い筆鋒で「会社四季報」を批判した「裏読み『会社四季報』」(角川ONEテーマ21)や「勝率9割を目指す 株価チャート練習帳」(毎日新聞社)などがある。電子書籍も多数。英国大学院元研究員(PhD.)。