人財採用を、マーケティングのフレームで論じたものです。会社の将来を担う中核人財の獲得を目的とした、採用活動の指針を提案しています。

■要点
・採用活動にのみ目を向けるのではなく、採用、内定、入社、キャリア形成という、継続した関係を前提とした働く場の設計に考えを広げるべきであること。

・採用のターゲットを一歩深掘りすること。他社が採用を躊躇するような人を活かせないか検討すること。

・安定、参加、変化、自由というキーワードに対する施策を積極的に施策をつくりこんでいくこと。

・応募者に対して情報提供すること自体が価値提供になる。できるだけ情報を公開し、社内外の情報格差をなくしていくこと。

※本書は、２００６年に日本経済新聞大阪本社で行われたセミナー「マーケティング発想による人財採用戦略」の講演録を基に構成したものです。２０１３年に電子書籍として発刊するにあたり、時代性を考慮して内容の一部を修正しています。