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難民つくらぬ世界へ (岩波ブックレット (No.393))

価格: ¥504
カテゴリ: 単行本
ブランド: 岩波書店
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緒方さんの仕事の一端が分かる ★★★☆☆
元国連難民高等弁務官だった緒方貞子さんの講演録と質疑応答。本書を通じて、国連での難民対策がどのように行われているか、その一部を理解することができる。

理想論では片付けられない発展途上国での内紛に起因する難民を如何に減らしていくか、本書は具体的な事例を交えて書かれている。地に足の着いた問題解決活動とはこういうことか、と納得した。私自身の生きている世界は、緒方さんが弁務官時代に経験された世界とは比較にならないが、自分が困難だと思っている日常の課題であっても、糸口を見つけて解きほぐせば解決できるのだろう、と再認識した。本書をきっかけにして、緒方さんの他の著作にも目を通していただければと思う。
国際協力の実情 ★★☆☆☆
本というより小冊子という感じである。
95年当初の世界の難民について語られているのだが、
01年のテロ以前のことなので現状と少し違うのかも
しれない。冷戦対決消滅後の難民の増加傾向が現代社
会の苦悩として読み取れる。そんな中、緒方さんたち
国連難民高等弁務官事務所の悪戦苦闘ぶりも伺える。

日本は高額援助国であるが果たしてこれでいいのかと
考える機会となると思う。