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ぼくたちもそこにいた (岩波少年文庫)

価格: ¥756
カテゴリ: 単行本
ブランド: 岩波書店
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:ハンス・ペーター・リヒター/作 上田真而子/訳 出版社名:岩波書店 シリーズ名:岩波少年文庫 567 発行年月:2004年08月 関連キーワード:ボクタチ モ ソコ ニ イタ イワナミ シヨウネン ブンコ 567 ぼくたち も そこ に いた いわなみ しようねん ぶんこ 567、 リヒター,ハンス.ペーター RICHTER,HANS PETER ウエダ,マニコ りひたー,はんす.ぺーたー RICHTER,HANS PETER うえだ,まにこ、 イワナミ シヨテン イワナミシヨテン K/0365 いわなみ しよてん いわなみしよてん K/0365 『あのころはフリードリヒがいた』の続編。優等生のハインツ、時代の流れに素直には従えないギュンター、そして“ぼく”-ヒトラー・ユーゲントに入団した3人のドイツ人少年が経験したことは?戦争へ突入していく日々を淡々と描く。中学以上。
あるジャーナリストは言った ★★★★☆
外国に行くと3つ確かめるそうだ。
1 少年たちの瞳は輝いているか?
2 その国の本屋は充実してるか?
3 少年たちの英雄はどんな人か?

この3つでその国の内情がだいたい分かるらしい。うん。で僕も想像してみた。

1 「ふとっちょ」の瞳は輝いていたと思う。
だから彼は一つの典型的キャラとして良い味だしてる。
2 ユダヤ人が営む文具屋はどうなったか…。
…経典の民が営む本屋も想像がつくなあ。
3 主人公の一人が語った英雄とは?

この3つに注意して読んでみれば、何かが分かるかも。戦争って?平和とは?

PS●いまドイツでW杯やってる。いま日本の少年たちは、そこに英雄を求めてる。かつての同盟国もそうだろう。…良かったね。けど、それどころじゃない国もある。それをドイツ人は身に染みて知ってるから、警戒もしてる。●次は『標的は11人』新潮を読もうっと。
じわじわと染まってゆく怖さ ★★★★☆
 何かがおかしい。そう感じながらも徐々に「戦争」に向かって傾斜してゆく世界、それに染められ、戦争にかりたてられてゆく怖さ。訳もわからず「くっさい、ユダヤ人」と昨日までの友達を追い立てる側にあっさりと回ってしまう少年たち。もう「なぜ?」と疑問さえも持つことはない。なぜなら、大人も政府も国家も「正義」の名のもとに堂々とやっていることだから。もとは反ナチスだったギュンターの父にさえ、生活のため、国家の未来のために「絶対に戦争に勝たなければならない」と言わせてしまう。
 人間がはじめた戦争なのに、いったん飲み込まれてしまえばもうそこから逃れる術も、止める人間もいなくなる。戦争というどん欲で巨大な流れは、もう誰にも止められない。
 これが戦争の本当の恐ろしさなんだよ、とリヒターは自身の体験から証言しているように思われる。「あのころはヒリードリヒがいた」の方がより戦時の切迫した空気が伝わってくるが、少年だった加害者の証言として、本書も貴重な一冊だ。それにしても、大人の責任は大人が思うよりずっと重い。
第三帝国が事実いかなるものであったかの偽らざる記録 ★★★★☆
<第三帝国が事実いかなるものであったかの偽らざる記録>
と見返しに書かれている

1933年8歳から1943年18歳まで、少年の体験から見た第三帝国の記録である

1933年アドルフ・ヒットラードイツ帝国首相となる

ナチ一色に染め上げられてゆく街
その中で、ナチ党員の息子であるハインツと
ナチに投獄された父親を持つギュンターと3人の友情

少年たちはドイツ少年団(10歳から14歳)に入団活動をともにする
ギュンターも結局所属することになった
続いてヒットラー・ユーゲント(14歳から18歳)に入団
反発を感じることも再三ありながらも
ドイツ敗色が濃い中で、当然のごとく軍隊に志願してゆく
戦場での再会・・・

必死で考え、必死に努力しながら、ドイツ帝国と運命をともにしてゆく少年たちが描かれている