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本当はどうなの? これからのインド (中経の文庫)

価格: ¥600
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中経出版
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再ブレイク中(?)のインドの秘密 ★★★☆☆
インドへの初旅行を控えていたので、関連本としてこの本を購入。

インドに関する書籍はそれこそ膨大にあり、
これまで日本人だけでなく様々な視点から、論じられてきた国だと思います。
この本は、旅行者が記した本ではありません。

アジアが得意なライターが記した、
グローバルな視点でのインド政治・経済の本という印象です。
旅行の為の有益な情報はほとんどありませんでしたが、
インドというぐっちゃぐちゃ(良い意味でも悪い意味でも)の国が
国という体裁をなしている以上、政治・経済にその
特徴が出ていることが分かりやすく説明されています。

インドに大統領がいることなんて全く知りませんでした(笑)。

ただ、最後のまとめはかなりあっさり味付け気味で、さくっと終わっています。
まあ、変化をし続ける国について、あまり断定的に言い切るのもあれですもんね。
少し繰り返しの内容が多かったのは残念ですが、勉強になりました。
魅力的で不思議な人口11億の最大民主主義国家。 ★★★★☆
不思議な、かつ魅力的な大国、インド。サリー姿、シーク教徒のターバン姿、聖なるガンジスと牛、シタールの音色、IT技術者や医師の頭脳流出と富裕層、米国の医師の1/3はインド人、アウトカースト層とムンバイのスラム「ダラヴィ」、大国相手に臆せず直言出来る国、核保有国、常任理事国入り野望、中国と争う次期経済超大国のインドだ。本書と門倉貴史著「今のインドがわかる本」と併せて読むととても面白い。本書はインドについて全てを解説してくれる。この国の潜在的な大きな将来性はわかっていても、インフラ未整備が最大の投資障害であった。交通渋滞が凄まじく、特に電力不足は深刻で、停電の頻発では進出や投資意欲は鈍ってしまう。しかし最近はそのインフラがやっと整備され始めた由。主要4都市間を結ぶ幹線道路、火力発電所建設、デリー・ムンバイ間産業大動脈構想等々だ。インドの市場成長性と労働力と人材は大変魅力的であるので、インフラが整えば多くの外資が一段と流入するだろう。しかし日系企業も東南アジアで成功したからと、インドは全く違うことに注意が必要だ。私もLondon駐在時の経験でインド人の英語は非常に聞きにくかった。旧英領時代に民主主義は浸透し、その結果は市民の自意識と権利意識が強い。法制度も難しい。よって欧米企業に比し日系企業は苦労するだろう。インドが直面する最大の問題は「貧困」だ。本書を読み驚いたことは多いが例えば、識字率は65.38%、BRICs、VISTA、NEXT11諸国の中で識字率がインドより低いのはパキスタン(43.1%)とバングラデシュ(49.9%)のみ。五輪のメダル獲得は少なく、北京五輪ではエア・ライフルで金1個、その他銅が2個。過去の金メダル8個は全てが男子ホッケーである。タタ・モーターズの「ワンラックカー」は2010年の店頭販売価格は実際いくらになろうか。今後も全てに眼が離せない国である。
変化するインド、動かぬインド ★★★★★
著者はアジアのビジネス事情調査を専門にしているらしい。
インドは今回の総選挙でコングレスが勝利し、経済政策は安定基調に乗ると予想されているようだ。もっともライバルのBJPインド人民党も経済政策についてはむしろ民営化の徹底を主張していたから、日本国内に在住のインド人にもそののシンパが結構いるようだ。それはともかく、この本の分析はおおむね当たっているといえる。本著は政治や経済や外交についても面白いが、特にビジネスの項にはためになる。他に類を見ないものがある。合弁の難しさ、ストライキの発生する背景、韓国企業の強さの秘密、印僑の戦略など。最近インド映画が国内でも頻繁にかかるようになっているが、映画を見る前に一読しておくこともお勧めしたい。
梵道院