いい歳した男を…
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うるっとさせましたよ。よい作品集です。
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広告のコピーは、いうまでもなく「ビジネスのことば」です。結果を導きだすためのものです。しかし商品の購入という結果の手前には、かならず好意や親愛といった「情」の入り口がある考えます。だとすれば、私たちが日々の「ことば」に託しているものとそれほど違わないのではないでしょうか。
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本文あとがきからの引用です。そういう人の作った作品集です。
作品、といっても、これは何なんでしょうね?
私流でいいなら、「いいことば」、なんていうのはどうでしょう?
お試しあれ
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「ことばになりたい」はコピーライターである一倉宏さんの作品集です。
一倉さんはまえがき及びあとがきの部分で、言葉と詩に対する思いを書かれています。その内容は抑制が効いているというかとても淡々としている印象を受けるのですが、それがかえって一倉さんの自身の仕事に対する誠実さを顕しています。
一倉さんの作品は「すっ」と心に染み入り、気持ちが「ほわっ」とします。「風通しが良い」という印象なのですが、上述した誠実さが一要因になっているのかもと思いました。
一倉さんは自身を詩人ではないと述べ、本書の作品集も「言葉によるコミュニケーションはどこまで可能か」を試すものと位置づけています。
私はかかる試みにハマりました。あまりにも気持ちよくハマったので是非みなさんにも体験して欲しいと思います。
まえがき及びあとがきの部分でも著者を信頼できると思います。興味があれば一読してみて下さい。
ことばについて考え直しました
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忙しさの中でいつの間にか失ってしまっていた言葉への思いやりをひしひしと感じ、落涙いたしました
一日の最後にふと開けたページを読むだけでも十分癒されます
プレゼントで頂きましたが、今年一番の心にしみた本です
気持ちのいいコトバたち
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数々の広告コピーの名作を生みだした
コピーライター一倉宏さんのコトバ芸がいっぱいつまった本です。
たまにページを開いてパラパラ読むだけでも幸せな気分にさせてくれます。
寺山修司や銀色夏生などが好きな人にはたまらないと思います。
とりはだものです
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ありふれた普通の言葉も、
並べ方次第で、こんなにも心を打つものになるのですね。
誰かに手紙を書きたくなりました。
大切な人にもっと言葉を贈らなくてはと思いました。
自分の心と向き合いたくなる一冊です。
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コピーライターの一倉さんの文章は読んだことがあり、人間くさくも洗練された表現力によく感動しました。尊敬と憧れを含め、一倉さんの心の中を少しでも覗けたらと思い、購入しました。じっくり読もうと思っているので、まだ読み切っていませんが、いろんな感情を呼び起こしてくれる詩集である事は間違いないです。