最高傑作・・・。
★★★★☆
この本が発表されたのが10年以上前だと聞くと驚いてしまいます。最初に読んだ時、ちょっとした拒否感はありましたが、傑作という意味は徐々に分かってきたように思います。
バットマン、つまりブルース・ウェインはこの本の中では55歳という設定です。決してこれからの未来を描いてるわけではないのですが、ELSE WORLDとはまた別に、この本は『未来』を描いているのです。
『未来』はロビン、しかもこの本でのロビンはキャリーと言う名の少女に託されて行きます。
大人が読んでも確実に面白い本、というよりむしろ正直な所、子供のためのコミックスではないように思いました。
そしてフランク・ミラー氏の描く、リアルと単調、ディフォルメが共存するアートにも注目。