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Dangerous (Spec) (Exp)

価格: ¥815
カテゴリ: CD
ブランド: Epic Europe
Amazon.co.jpで確認
なぜ10年前のリマスター版? ★☆☆☆☆
「ブラッド・オン・ザ・ダンス・フロア」以来4年ぶりにリリースされた「インヴィンシブル」。

当時のソニー・レコード、主に社長のトミー・モトーラは「インヴィンシブル」のプロモーション活動を意図的に停止し、マイケル・ジャクソンとの信頼関係を失っていました。

普段他人を誹謗中傷することのないマイケルですら、トミー・モトーラの事を記者会見であからさまに批判するほど両者の関係は悪化していました。
結果、インヴィンシブルからシングル・カットされたのはプロモ盤を含めて4曲のみ。「バタフライ」に至ってはPVさえ制作されませんでした。

以降、マイケルとソニーの信頼関係は修復されることのないまま、2009年彼は帰らぬ人となりました。

なのにマイケルの死によって、音源を持つソニーはここぞとばかり過去のアルバムを紙ジャケットで再発。

しかしそのうち「オフ・ザ・ウォール」「スリラー」「バッド」「デンジャラス」は10年前の古いリマスター盤を流用(正確には2001年)。
「ヒストリー」は2010年版リマスター仕様ですが、「インヴィンシブル」はリマスターすらされず、ただ紙ジャケットに入れただけ。
アーティストや作品への愛情が全く感じられません。

ソニーはこれから50年、いや100年に渡ってマイケル・ジャクソンで食いつないでいくつもりです。

「今回限りの再プレス紙ジャケット」も来年には「2010年版リマスター紙ジャケット」、
あるいはブルー・スペックCDだのボーナス・トラックなどあの手この手で結局再リリースされていくでしょう。

マイケルの晩年の苦しみを本当に理解しているヨーロッパのファン(アメリカ人には理解できないでしょう。マイケルを精神的に追いつめたのは彼らですから)の間では「ソニー非売運動」のツイッタも立ち上がっているくらいなのに、日本人ってなんて「のんき」なんでしょうか。

出された物をホイホイ喜んで食べる日本のリスナーはソニーのいいカモです。
迷っているなら、買った方がいいです! ★★★★★
US盤は信じられないくらい安いです。ブックレットもしっかりついてますので全く問題ありません。
JamからDangerousまで、ぐいぐい引き込まれているうちに聞き終わってしまいます。
リアルタイムで知ってる人も、知らなかった人も、Michaelを知る上で重要なアルバムではないでしょうか。
クインシーから離れての、新たなサウンドです。
ショートフィルムと一緒に堪能してみてください。
In The ClosetのMichaelは、抜群のスタイルの良さとダンスで、おそろしくかっこいいですから。
スーパーモデルのナオミ・キャンベルと映ると普通は誰でも見劣りしてしまいますが、マイコーは違います!均整のとれた体。顔が小さく、足の長さが際立ってます。
シングルカットされていませんが、2,4,6,12曲目も非常に素敵なので、おすすめです。
MJ World ★★★★★
マイケルワールド炸裂の素晴らしい作品です。リマスター盤ということで音も◎。プロデューサー等の力によるところも大きいのだろうが、1曲1曲にマイケルのこだわりと抜群のセンスが光り、毎度のことながら曲の並びも最高です。このアルバムから Blood On The DanceFloor  インヴィンシブル へと続いてゆくのだと納得できます。スリラーやBADがフューチャーされがちだけど、デンジャラス以降がよりマイケルの創り出したかった世界なのではないかと思う。まだ聞いていない人は デンジャラス  Blood On The DanceFloor  インヴィンシブル へと聞くことをオススメします。マイケルの軌跡を感じるはずです。
  
デンジャラスの真実 ★★★★★
日本では、すでに売り切れていたが、たまたまイタリアへ行くことがって、そこで、マイケル・ジャクソンの紙ジャケのボックスセット(5アルバムセット)を買った。逆に、このボックスセットは日本では売っていない(これから出るのだろうか?)。それを聞いてびっくりしたのは、昔(10年以上昔)に買ったマイケルのアルバムとはまったく音が違うという点だった。「スリラー」もこんなに凄いアルバムだったのかとあらためて思ったことと、この「デンジャラス」も、別のアルバムのような感触を受けた。クリアーで、特に低音がいいのではないかと思った。「インヴィジブル」以外、すべて2009年とCDには打ってあるが、今年すべてデジタルリマスターしたのだろうか?日本の紙ジャケは、2001年のものを使ってると聞いていたのだが…。
「デンジャラス」はこんなにいいアルバムだったのか?と今になって驚いているし、マイケルは、この頃から整形手術やスキャンダルが、大きく取り上げられ始めていたけれど、天才マイケルの健在をはっきりと感じさせられる。「ジャム」は確かに、ボーカルの声が少し遠くに感じられるのは、意図的なものだろうか?その他は、細部までこだわりぬかれて曲が作られていることが、クリアである分だけ聞いていてとてもよくわかる。個人的には「アーユービーゼア」が好き。それにしても、よくバランスの取れた、素晴らしいアルバムだと思う。
それにしても、これらが、本来は、イギリス公演の記念として発売されたはずのものが、遺作シリーズみたいに売られていることは、偶然とはいえ、とても皮肉だ。
熱いシャウトで「進化」と「深化」を見せつけた、MJ最高傑作! ★★★★★
 Q・ジョーンズを離れ、80年代後半のシーンを席巻していた“ニュー・ジャック・スイング”の立役者、テディ・ライリーを迎えての、MJ渾身の傑作。MJが凄いのは、流行りものに身を委ねるのでなく、貪りつくように自身の血肉に消化し、MJ流に昇華させてしまったこと。前作「BAD」も素晴らしい作品だったけど、RUN DMCの「Walk This Way」あたりを皮切りに流行り出した、ラップ、ヒップ・ホップといったものに、MJは今一つ乗り切れていなかった感もあったんだけど、だからなのか、80年代ダンス・シーンを制覇した男の“意地”みたいなものもヒシヒシと感じられるんだよね。

 とにかく、T・ライリーが紡ぐ“メカニカル”な音づくりに絡みつく、MJボーカルのリズム感やタイム感ったら!考えてみれば20年も前の作品なのに、このあたりが当時の最先端の音を取り入れつつ、ちょっとやそっとじゃ色褪せない“センス=個性”なんだろうね。いつものパーカッシブな掛け声も控え目に、代わりに繰り出すJBばりのシャウトが、意外なほどに“生身の肉体”を感じさせ、とてつもない「進化」を見せつける。とにかく熱いね!

 実はこの作品、T・ライリーばかり言及されるけど、彼が絡んだのは(1)〜(6)(14)の7曲のみ。(7)(11)〜(13)はクインシーファミリーとも言えるB・スウェーデンの手による、MJらしいソウル・バラード。ここでは、クインシーのような豪華絢爛な音ではなく、MJのボーカルに力点を置いた、シンプルなアレンジが施され、実に心地よい。また、S・クロウでおなじみの、B・ボットレルがいい仕事をした(8)〜(10)では、1stシングル(8)に顕著な、MJ流ポップスの様式美を凝縮したような、濃密な作品を作り上げており、この3曲が実にいいアクセントになっているね。
 結果、アルバムの構成も、前半6曲を最先端の音で聴き手をねじ伏せるようにたたみかけ、名バラード(7)で小休止、(8)以降の後半部分では、自身の個性をより「深化」させた作品でじっくりと聴かせつつ、ラストで再び「進化系」を提示するという、見事な構成だね、うん、お見事!

 紙ジャケだけど、90年は既にCD化の時代なれど、クラブシーンのためにアナログ盤は発売されていたんだよね。14曲70分超だから当然2枚組なので、上述の前半・後半の意図的な流れもよくわかるよんだけど、ジャケットは意外にもシングルジャケットだったんだね。なので紙ジャケのプレミア感は今一つかな?