ビジネス大学30分 コーチング
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本格的なビジネス理論をセミナー形式で学ぶ【ビジネス大学30分シリーズ】。
第4弾はこれからの新しいマネジメントスタイルとして注目されている「コーチング」。
▼【ビジネス大学30分】シリーズとは?▼
・ビジネスパーソンに求められる実用的なスキルを短時間で体得できるように構成しました。
・難解で無味乾燥な説明に終始することを避けるため、豊富なケーススタディを設けています。
・実際の現場に即したケーススタディを収録したことでセミナー感覚で身近に感じながら学べるシリーズです。
▼本書の構成 ~豊富な「ケーススタディ」から実践方法を学んでほしい~▼
ビジネスシーンでもコーチングという言葉をよく聞くようになり、書店でもコーチングに関するコーナーが設けられている。あなたも、コーチングに関する本を一度は手にしたことがあるのではないだろうか。
とはいえ、コーチングの世界観を説明しただけのものや、コーチングのスキルを単に羅列しているような本が多い。そのため多くの人が、コーチングという言葉やスキルについて理解はしても、いっこうに実践できないというジレンマを抱えている。
本書は、そのジレンマを解消できる構成となっているので、まず全体像を理解したうえで、読み進めてほしい。
全体は2つの章、6つの節、24の項で構成されている。
2つの章とは、コーチングを行ううえでの考え方や心構えについて説明した「プレコーチング」と、コーチングの現場で活用するスキルについて説明した「コーチングスキル」である。
「プレコーチング」の章では、「コーチングの前提となる考え方」「相手との関係の築き方」の2つの節でコーチングの事前準備について説明しており、コーチングに取り組むための土台を築くことができる。
「コーチングスキル」の章では、「傾聴のスキル」「承認のスキル」「質問のスキル」「提案・リクエストのスキル」の4つの節でコーチングに必要なスキルを説明しており、コーチングを実際に行うための実践力を身につけることができる。
さらに、各節はそれぞれ4つの項で構成されており、各項は「概要」と「ケーススタディ」で構成されている。「概要」は理論を、「ケーススタディ」は実践方法を学習するために設けられている。
まずは「概要」を読み、各項の学習テーマにおける全体像を把握してほしい。それから「ケーススタディ」を読み、「概要」に説明されている内容をどう実践すればよいかを理解してほしい。
ここで、あらためて本書の特長を説明しておこう。それは、コーチングの全体が体系的に整理されており、かつ各学習テーマにおいて「概要」と「ケーススタディ」が一対になっていることである。
付け加えると、これほど「ケーススタディ」が豊富な書籍は少ない。
そして「ケーススタディ」はすべて、実際の職場であった上司と部下のやりとりをもとに作成されている。
これら多くの生のケースを読むことで、コーチングの実践に有益な情報を得るとともに、各企業の上司も苦労かつ工夫しながら頑張ってコーチングを実践していることがわかり、コーチングを身近に感じながら学習することができるのである。
【目次】
●まえがき
●第1章 プレコーチング
・第1節 コーチングの前提となる考え方
01 1 コーチングの前提となる考え方
02 【ケーススタディ1】仕事の方向性に悩む部下をサポートするには?
03 2 人間は無限の可能性をもっている
04 【ケーススタディ2】 自信のない部下をサポートするには?
05 3 答えは相手の中にある
06 【ケーススタディ3】考えが伝わらない理由を検証してみる
07 4 答えを見つけるパートナーになる
08 【ケーススタディ4】悩んでいる部下をサポートするには?
・第2節 相手との関係の築き方
09 1 相手との関係の築き方
10 【ケーススタディ1】周りとの関係をうまく築けない部下をサポートするには?
11 2 相手を信じる
12 【ケーススタディ2】相手の答えを待てない部下をサポートするには?
13 3 相手を受け入れる
14 【ケーススタディ3】部下に100パーセント味方だと伝えるサポート例
15 4 相手に共感する
16 【ケーススタディ4】部下への気持ちを寄り添わせるサポート例
●第2章 コーチングスキル
・第1節 傾聴のスキル
17 1 傾聴のスキルを身につける
18 【ケーススタディ1】自分の意見を押しつけてない?
19 2 相手の話を徹底的に聞く
20 【ケーススタディ2】部下の話を集中して聞けば、考えを引き出すことができる
21 3 相手の話を促しながら聞く
22 【ケーススタディ3】繰り返しや順接の接続詞で部下の意見を上手に引き出す
23 4 相手の話を理解しながら聞く
24 【ケーススタディ4】わからない箇所を確認しながら部下の考えを引き出す
・第2節 承認のスキル
25 1 承認のスキルを身につける
26 【ケーススタディ1】部下の悩みを人ごとのように聞いていないか
27 2 相手の存在を認める
28 【ケーススタディ2】「君がいて助かる」「必要な人」など言葉で伝えて自信を育てる
29 3 相手に関心をもっていることを伝える
30 【ケーススタディ3】部下の行動や変化を“YOUメッセージ”で伝える
31 4 相手に感じたことや自分の思いを伝える
32 【ケーススタディ4】部下から受けた影響を素直に伝えてみよう
・第3節 質問のスキル
33 1 質問のスキルを身につける
34 【ケーススタディ1】部下の話をきちんと聞いて質問している?
35 2 相手の答えを引き出す質問をする
36 【ケーススタディ2】率直に部下に聞いてみる
37 3 相手に確認する質問をする
38 【ケーススタディ3】クローズド・クエスチョンでまずは部下の考えを理解する
39 4 相手の話を深める質問をする
40 【ケーススタディ4】さまざまな視点から質問し、部下の理想を明確化する
・第4節 提案・リクエストのスキル
41 1 提案・リクエストのスキルを身につける
42 【ケーススタディ1】逆効果になってない? 部下への提案・リクエスト
43 2 タイミングを考えて提案する
44 【ケーススタディ2】現状を把握する質問をしながら、提案するタイミングをうかがう
45 3 指示・命令と提案を使い分ける
46 【ケーススタディ3】部下に自分の意見を言える状況をつくる
47 4 相手を信頼してリクエストする
48 【ケーススタディ4】リクエストは本音で伝える