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The Eye of Spirit: An Integral Vision for a World Gone Slightly Mad

価格: ¥1,790
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Shambhala
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賢者の言葉は本質的でシンプルでした ★★★★★
 20世紀三大思想家と呼ばれるウィルバーの代表作。
 この本のおかげで、これまで読んできた本を自分の中でうまく
整理することができました。

 と、ともに、人が抱えている本質的な課題をシンプルに理解する
ことができました。

 「ホロン構造」「意識の成長」といったウィルバーの理論を、
きれいな日本語で読むことができます。

 難解で厚いので、勧める相手を選びますが、もしも、ウィルバー
好きで、厚いからよもうかどうか悩んでいるという人には、薦めた
いです。

 厚いし難しい言葉もあるけれど、訳文が読みやすいので読んでみる
価値ありです。
私の眼を通じてスピリットが… ★★★★★
この本との出会いが奇跡なら最早、神を疑う余地はありますまい。分厚いけれど一気に読んでしまう一冊です。冒頭の『読者への覚え書き』の最後の一文が既に結論になっているように思えました。そして私達は「常に既に」が、ひたすら語られる13章で再びスピリットに気付くのです。内容は難解な部分が多いのですが、ウィルバーは随所に泣きたくなる程感動的で簡潔なセリフを散りばめています。再読する時はその辺りを楽しんで、再々読の時には膨大な原注も読みませう(笑)これを読み終わった人には『般若心經講話』をお勧めします。
心理学と銘打っているが、哲学といってもよい ★★★★☆
心理学と銘打っているが、哲学といってよいほどに視野は広い。統合と形容詞がつく所以でもある。統合といってもそれはとても難しい。ケン・ウィルバーは、まず、個人・集団を内面・外面に分けることから生ずる4つの象限、すなわち、内面・外面、個人・集団という二つの軸からなる2次元座標系を設定する。しかし、それはあらゆる物事からなる「世界」の断面に過ぎず、その「世界」を階層構造としてとらえようとする。それもホリスティックな中での階層だから、・・・クォーク、素粒子、原子、分子、細胞、器官、組織、個体、種、生物、社会、地球、太陽系、宇宙・・・などと果てしなくつづく。彼はケストラーにならって「ホロン階層」とよぶ。それらがいろいろな関係でつながるのであるが、ある現象が、その主要な関係として上記の4象限のどこにあるかをみることで分かりやすくなるとも言いたいようである。さらにそれは、時間と共に動くのである。そのような理解の上で、彼は、心理学の諸問題を扱うとどうなるのか、この理論がトランスパーソナル心理学とどんなに異なるものか、などを示そうとする。

あわせて、とくに後半では、彼のこれをも含めた多くの著作の簡潔な内容紹介、統合心理学の世界における位置づけがされている。

統合された結果としての最後の章、第13章では、あたかも老荘の書を読んでいるかのよう。統合されウィルバーの頭の中に再構成された世界は、しかし、私のような凡人にはいまだ正確には理解しがたい。いや、いまだ彼の中でも結晶として析出していないのではないか。

ほんとうの平和のために ★★★★★
もはや「戦前」とも言えない. . . 戦争が日常に忍び込んできてしまった今、ウィルバーの理論は、平和を希求する人たちへの希望になると思います。
天外伺朗氏も、朝日新聞で書いていらしたけれど、ケン・ウィルバーはほんとうに素敵です。心理学界や哲学界のカリスマやスターと呼ばれても、ふんぞり返らず、つねに真摯に思索し、進化を続けています。本書では、かつて多くの知識人?から寄せられた数々の批判に丁寧に反論しながら、自説をもう一度解説し、補強し、より解りやすくしています。
松永太郎氏の訳がまた素晴らしい。原書を自分に引きつけて勝手に解釈するようなことも、売れそうなスピリチュアル仕立てにすることもせず、その思想をただ日本語に置き換えようとする、翻訳家の姿勢に感謝します。