【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:迫 稔雄 著 出版社名:集英社 シリーズ名:ヤングジャンプコミックス 発行年月:2008年09月 関連キーワード:ウソグイ 9 ヤング ジヤンプ コミツクス 44265-05 うそぐい 9 やんぐ じやんぷ こみつくす 44265-05、 シユウエイシヤ 3041 しゆうえいしや 3041、 シユウエイシヤ 3041 しゆうえいしや 3041 雪井出に迷宮勝負で敗れた梶は何者かによって拉致される。そこで初めて自らが失った代償の真実を知るのだが…!! “嘘喰い”獏と迷宮の主・雪井出の化かし合いが今、始まる!!
会話が絶妙です
★★★★★
予想もしない展開に驚かされること請け合いです。
内容とは関係ないのですが、また『プーヤン』が登場します。
プーヤンという豚が風船に乗って現れる狼を倒していくシューティングのようです。
プーヤンの1面はどれほど簡単なのか?
プーヤンの3面の先にあるものとは?
あふれ出る疑問を抑えられずゲームソフトを買ってしまいました。
話はそれましたが、獏と雪井出の掛け合いがそれほど魅力的だということでしょう。
迷宮勝負 2-1〜2-2
★★★★★
前回敗退した梶の迷宮勝負を踏まえた上で嘘喰いが雪井出と迷宮勝負します。
今回はアクションシーンが無くほぼ座ったままでゲームが展開して行くので一見地味ですが、
真意を隠したままお互いの腹の内を探り合い、スキあらば相手の運命すら奪おうという駆け引きがスリリングです。
通常のマンガでは伏線を貼ることは多いのですが、このマンガではさらにミスリードまで使われます。
例えば138ページ。「何という恐ろしい男だ」というセリフが雪井出にかかっている。そして「間違い無く嘘喰いは負けるぞ」と立会人のセリフ。
普通に読めば雪井出が何か仕込んでそれに気付いた立会人が、雪井出の策によって嘘喰いが負けるだろうという意味に捕らえてしまう。
でも実際は意図的に「恐ろしい男だ」「獲物」と読者を騙すよう曖昧に描かれていて、読み進めれば本当の意味がわかる。
実際には嘘食いが賭けた日付けの真意に気付いた立会人が、嘘喰いに対して「何という恐ろしい男だ」「信じられない事を考える」、獲物(雪井出)は気付いていない。だから嘘食いは「(わざと)負けるぞ」という意味なのでしょう。
おそらく最初に「迷宮」という言葉が出て来た時から周到にプロットやストーリーが練られていたのでしょう。
本領発揮!
★★★★★
ここにきて「嘘喰い」の面白さと魅力がグッと上がりました!
今までは「カイジ」を中心とした福本漫画と比較すると
ギャンブルの内容やトリックは数段劣っていて、
それをアクの強いキャラクターと圧倒的な画力でカバーしている感じのする作品でした。
それでもまあ面白いのですがw
しかし、この9巻は未だギャンブルのトリックが披露されていないながらも、
前巻からの驚くべき伏線と迷宮(ラビリンス)の真の意味、
そして主人公・獏の圧倒的な知略が垣間見られ大満足です!
ここにきて画力もさらに向上し内容もどんどん進化しているのを見ていると、
まだこの「嘘喰い」という作品は発展途上なのかもしれません。
中盤に差し掛かったこの作品が最後にどのようなギャンブルを見せてくれるのか非常に楽しみです!