たまたま車の中で聞いていたFM番組で紹介されていました。
著者の阿曽山大噴火さんもゲスト出演されていて、お話がとても面白く興味を持ちました。
後日、早速購入して読みましたが、どこから読んでも楽しいです。
「裁判狂時代」も一緒に買いましたが、「B級裁判傍聴記」の方が断然おすすめです。
もちろん読み終わった後には、会社の診療所の待合室に置きました。
ちょっとした空き時間などの暇つぶしには特に最適ですし、話のネタにもなりますよ。

先日、午後のワイドショーに阿曽山氏が出ていて、裁判傍聴のお話をされていたのを見て、こりゃ面白い！…っと思い早速購入してみましたが、その番組的な面白さまではいきませんでした。
もっと以前に、単独の阿曽山氏の“裁判傍聴ネタ”をテレビで見たこともありますが、そのときもそんなに面白いとは思わなかったので、たぶん、今回見たワイドショーは、司会者とのやりとりなんかが相乗効果的によかったのかなぁ…と思います。
ただ、この本自体面白くないわけではないです。
読みやすく、あっという間に読んでしまえる気軽さや、面白い裁判の話もありますので、買って損した感はありません。

本書に紹介されている事件そのものは、
被害者とかの存在は別として、
見方によっては面白い内容なのかもしれません。
ただ、一瞬の「面白さ」を誘うだけの裁判内容の抽出は、
一冊の本として読むと非常に疲れます。
新聞や雑誌の連載をまとめた本、
実際はともかく、そんな仕上がりになっていますね。
まあ、そう思って読めば割り切れますけど…。
また、本書に書かれた裁判の内容があまりにも身近ではない、
そういうこともあってか、残念ながら全くのめり込めませんでした。
長期の裁判傍聴歴のある著者と思いますが、
特異な事件をネタに利用するだけの「面白さ」ではなく、
もっとマイナーな事件も紹介しつつ、
裁判を見つめる視点にオリジナリティがほしかったです。
傍聴した裁判の内容、“見聞きしたまま”の事実だけに振り回されていて、
独自の味付けが無いように感じました。
期待しただけに残念でした。

是非一読をおすすめしますね。
刑事裁判（または司法）とはどんなものかということが、要点をついてよくわかります。またできたら刑事裁判の傍聴もすることで裁判員制度の一助になればとおもうんです。
たいへん読みやすいですから中学生くらいからでも裁判や司法制度に興味があればよい参考になるんじゃないでしょうか？

裁判なんて笑ってはいけない様な状況なのに
つい、読みながらクスクス笑ってしまう
とても楽しい本です。

事件が面白いだけじゃなく、裁判官や弁護士など
登場人物みんな面白い！
私は裁判傍聴に興味はないのですが、阿曽山さんの本は楽しめます。

是非おすすめです