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Talkingアスカ (ピュアフル文庫)

価格: ¥546
カテゴリ: 文庫
ブランド: ジャイブ
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重い ★★★★☆
悩める女王さま
Talking アスカ

高級な人間 の4つの短中編からなる1冊。

悩める女王さま では 小学生の
Talking アスカ 窓 では 10代の
高級な人間 では 29歳の それぞれの時を描いた作品。

表題作のTalking アスカでは学校に来れなくなった同級生に
電話で近況報告をする「アスカ」を通して
今学校が抱えている問題を鋭く描いているように思える。
胸が痛い。
アスカの語る学校での日常はどこにでもある光景ではあるけれど
誰もが見られる光景ではない。
そこに自分がいないからといって
変化があるわけではない。
話を聞くと自分の居場所がないことに気づくのではないだろうか?

どこまで深く立ち入ることができるのか、
考えさせられた。
もちろんわれわれの仕事はそんなことを行ってはいられないのだけれど。
友だちは自分の居場所を見つけることができた。
そしてアスカは?
自分の仕事と絡めながら読んでしまったため、
読後感はちょっと重かった。
年代をこえた共感 ★★★★★
表題作「Talkingアスカ」を含む全4編の短編集。

主人公は全て少女?で、書いた時期もバラバラ(93年〜05年)、主人公たちの年齢もバラバラ(9才〜30才前後)ながらそれぞれの年代に共感出来る秀作。

特に最初に収録されている、みんなから女王様のような扱いを受けている小学4年生が主人公「悩める女王さま」はとても短いながらも(わずか10ページ!)ニヤリとさせられる内容がいっぱい。この辺りの文章↓↓なんて、居た居たそんな子、とかあるいは共感出来る人も居るのではないか。

「ちょっとカワイイっていうだけで性格はいじわるだと思われそうで、それがイヤだったらいつもみんなの目を気にしていい子でいなくてはならない。」

表題作「Talkingアスカ」はまさにタイトル通り、主人公の女子高生アスカの「語り」のみで構成される二人称形態のめずらしい小説。
不登校の友人や、変人の兄に向かって語られる彼女の言葉は、語りかけられる面白さとともに、その「相手」がどのような言葉を返しているのか、考えながら読む面白さも兼ねそろえている。

もっとも長い表題作でさえ、80ページに満たない短い物語なのでサクッと読めて、非常におススメ。

「ああ、スッチーも身長いるよね。もう伸びそうにないし、あたしの前は、すでに閉ざされた扉がいっぱいだー、どこが<無限の可能性>じゃー!」 97ページより
感じ悪い女たちがステキ ★★★☆☆
30分で読み終わりますよ。

短く・あっさり。
4つの短編で9-29際までの4人の女性の逸話からだけど、どうせなら、一人の女性の成長経過であれば面白かったかなと。

何歳になっても悩みはつきず、次から次へと悩みがでてくるのは、男も女もかわんないですな。

高級な人間になりたいです。