自分はいいと思ってずっと注目させていただいておりました。
それが思いがけない形で世界の舞台で日の目を見たなんて、
我がことのように嬉しいです。
ご自身が他の著書で告白されていることなのですが、
栗原さんは独身の頃から長く
料理の研究をしてこられたというわけでは決してないのです。
結婚されたばかりのときは、
ポテトサラダ・豚のしょうがやき・ごはん・みそ汁くらいの
レパートリーしかご存知なかったそうで、
料理好きの旦那さんに触発されて研究していくうちに
こうしてとうとう世界一にまでなられたのです。
こうしてみると自分がまだ一度も手をつけたことのないことでも、
また、炊事・料理といったごくごく身近なことでも、
栗原さんのように心を込めて丁寧に勉強していけば、
その道を極められるし、世の人々にきちんと
評価していただけるかもしれない。お役に立てるかもしれない。
それを明るく、身をもって示していただけました。
そうした生き方もきっと世界の人々の胸をうったのでしょうね。
決して大きく報道されたわけではないけれど、
この受賞のニュースには何とも言えず励まされる思いでした。
栗原さん、改めておめでとうございました。
あなたに教えていただいたみたらしだんご
ときどきでもずっと作っていきますね。