或る女・惜しみなく愛は奪う
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有島武郎の長短編小説・童話・評論など26編を一冊にまとめました。全篇に新字・新仮名を採用、目次つきです。
国木田独歩の妻であった佐々城信子をモデルにして、不羈奔放に生きる女性を描ききった『或る女』は、著者自身の代表作であるばかりでなく、日本のリアリズム小説の到達点として高く評価されています。
他に、評論の「惜みなく愛は奪う」、佳品として有名な「一房の葡萄」など主要な作品を網羅。収録作は、以下のとおりです。
「或る女(前編)」「或る女(後編)」「生まれいずる悩み」「カインの末裔」「小さき者へ」「クララの出家」「ドモ又の死」「卑怯者」「かんかん虫」「親子」「星座」「一房の葡萄」「溺れかけた兄妹」「火事とポチ」「僕の帽子のお話」「碁石を呑んだ八っちゃん」「燕と王子」「惜みなく愛は奪う」「宣言一つ」「片信」「二つの道」「小作人への告別」「想片」「私の父と母」「北海道に就いての印象」「『聖書』の権威」