Beyond Budgeting: How Managers Can Break Free from the Annual Performance Trap

実戦は？ ★★☆☆☆

確かに画期的なものではあるものの、学問においても実務においてもイマイチよく分からないもので終わってしまっている感がぬぐえない。様々な弊害がある予算をなくしていくのは理解できるが、予算の統制の役割をどのように他のツールで補っていくのかが書かれていない。計画の部分に注視したもので終わっているような気がする

ＢＳＣに次いでの革命はＢＢＭ ★★★★★

まさに革命的。ＢＳＣの次はこれしかないという考え方です。昨年ＨＢＳから出てベストセラーに。次は日本ですね。ついに待望の翻訳出版がでました！！
「脱予算経営」というタイトルで、生産性出版から最近出ました。原書と両方読むといいですね。翻訳陣も学者、実務家からバランス良く専門家を集めていて、翻訳も完璧です。今後ＢＢＭの考え方が広がって行くでしょう。絶対に読むべきです。野村総研や生産性本部も本件のセミナーを行うようです。研究者及び企業の管理部門の方は必読でしょう。

目から鱗の一冊！翻訳出版望む！！！ ★★★★★

野村総研の統計を見ても、日本企業の多く(80%以上）が、期首の決算短信に掲げた1年後の売上、利益を期末にはぴったり達成している。期末の押し込み販売や経費の先送りは日常茶飯事、逆にノルマを達成した営業マン、営業所はそれ以降の実績を次の期にとっておく。１２０％目標を達成するよりも１００％にして次の期間のバッファーにする。こんな傾向はありませんか？あるいは予算が硬直的で良好なビジネスチャンスがあっても資金がでない。逆に予算枠は既得権で余っても何が何でも(不要な接待をしても）使い切る。でないと来年から減らされる。といったことはありませんか？本書は目から鱗です。ゲーミングはもうやめて、ＢＳＣとＫＰＩで管理してFlexな予算管理を！ＢＳＣブームに続く、次のウエーブはＢＢではないでしょうか？翻訳版を早く出してください。

企業が生まれ変わる仕組みがある ★★★★★

Beyond Budgetingというタイトル、なんとradicalだろうと思いながら読んできましたが、全く正統なコトがひたすら書かれています。予算が問題だというよりも、予算策定のプロセスが問題だと著者は言っており、現実を顧みれば全くその通りだと頷かざるをえなくなります。

変化の激しい環境にいる企業が、どのようなフレームワークをもってサバイブしていかなくてはならないのか。官僚主義やトップダウン型のマネジメントと予算策定は実にマッチし経済成長期には企業の成長を助けてきました。しかし、変化の激しい時代に固定された目標や、１年以上さきのことを決めてしまう「予算」がいかなる問題をはらんでいるかといったことも書かれています。

企業が自分の価値を高めるために、いかなる新しいフレームワークを生み出すのか。バランストスコアカードやアクティビティコストマネジメントやKPIともからめて、その変化を生み出すための原理がまとめられています。

洋書ですが、英語だからといって、知らなくてすむようなそういった内容のものではないように思われます。全社的な視点をもちたい人には是非ともお勧めです。

星10個の価値あり　-　至急翻訳出版を！ ★★★★★

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