【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:ドゥーガル・ディクソン/著 今泉吉典/監訳 出版社名:ダイヤモンド社 発行年月:2004年07月 関連キーワード:アフタ- マン ジンルイ メツボウゴ ノ チキユウ オ シハイ スル ドウブツ セカイ あふた- まん じんるい めつぼうご の ちきゆう お しはい する どうぶつ せかい、 ダイヤモンドシヤ ダイヤモンドシヤ 4405 だいやもんどしや だいやもんどしや 4405、 ダイヤモンドシヤ ダイヤモンドシヤ 4405 だいやもんどしや だいやもんどしや 4405 5000万年後、人類が消えた地球!『フューチャー・イズ・ワイルド』の著者が贈る驚異の進化を遂げ、地球を闊歩する生物たち。 進化(細胞遺伝学自然選択動物の行動種類とその発生食物連鎖)生命の歴史(生命の起源初期の生物爬虫類時代哺乳類時代人類時代)人類後の生物(人類後の世界温帯の森林と草原針葉樹林極地とツンドラ砂漠:乾燥の地熱帯草原熱帯林島と島大陸)未来
生物進化を見事に類推した良書
★★★☆☆
前著「フューチャ・イズ・ワイルド」に続く本書は、人類が絶滅した5000万年後の生態系を豊富なイラストとともに解説している。
本書に登場する多くの奇抜な動物たちは、著者の純然たる想像の産物ではない。
生物進化の原理に基づいた”類推”である。
その意味で、科学的な価値も十分にあり、知的好奇心を満たしてくれる内容だった。
ただ、前著が描き出したような新鮮な驚きは、本書には多くない。
良くも悪くも、普通なのだ。
巻末に系統樹すら載っているような正統な推定に基づいており、前著とはタイムスケールも基礎となる考え方も異なるので、それは当然のことかもしれない。
ただ、前著と同じ類の期待を胸に本書に手を伸ばした立場としては、少し残念だったと言わざるを得ない。
地球の創造力に乾杯!
★★★★★
本書では人類滅亡後、五千万年経った地球に生息しているであろう、未来動物がエキサイティングなイラストと共に描かれている。
これら架空の動物達は、自由な想像物ではなく、適応、特殊化、収斂など進化の基本原理を元に生み出された存在しうる動物として著者によって生み出された。ちなみにカバーの動物はナイト・ストーカーという、その祖先はコウモリだ!
このようなスタイルで書かれているため、進化や生態学についても動物を眺めることで自然と勉強できる優れものとなっている。その意味で小中高校生にも特におすすめだ。
本書を読んで改めて生物多様性への畏敬の念を感じさせられた。生命を宿す地球には我々の想像をはるかに超えた生物を生み出す力が備わっており、知性を宿した人間が最高傑作という事ではないのだと。時に身震いさせられるような奇抜なイラストを通し、地球の創造力を爽快なほどに思い知らされた気持ちの良い作品だった。
人類っていったい・・・・
★★★★★
現在の異常になりつつある地球環境が更にエスカレートすると、5千万年以内に人類は滅亡する。
その後に現れる怪獣みたいな生物達。
イラストや解説文は実にリアルで思わず「そうか、そうか」とうなずいてしまう内容。
でも、人類って本当に自分で自分の首を絞めて、そのままにしておくほど愚かな生き物なのか?
と逆に問いかけたくなる作品である。
「フューチャーワールド」と同じ作者の作品だけに、この2作品はリンクしているように思えるけど、こんな怪物達に地球を支配させないためにも、今こそ叡智を出し合って人類にとって良い方向へ向かって行こうという、作者のメッセージを感じる。
本当に実在する(であろう)動物と錯覚してしまうほど面白い!
★★★★★
タイトルどおり、「人類絶滅後」の世界の動物世界を想像し、その動物の姿、特徴などを図鑑風にまとめた一冊。つまり結局はフィクションなのであるが、想像の産物ではあっても妄想の産物ではない点が面白い。
というのも、5000万年後の世界は当然地殻移動などで大陸の気候も変化する。そうしたことも考慮したうえで、人類後の動物世界を書き出しているのだから、説得力がある。もちろんここに描かれている動物そのままに進化するということはないかもしれないが、それでも豊富で綺麗なイラストだけでも見ておいて損はない。イラストだけでなく、動物たちの身体的な特徴や生態の姿などの説明文、ラテン語表記の学名まで併記されていると、本当の動物図鑑をみている気分になって楽しい。
最後に。ヒトのような「知的」活動を行う動物が現れない(描かれていない)のは筆者の意図的な配慮なのだろうか(ヒトのような種は進化的にも非常にまれでもう現れない or 現れてほしくない etc...)。そういったこともあわせてみてみると一層面白いかもしれない。
エコツーリズムに参加し思った
★★★★☆
智歯を抜く時、犬歯が我らは動物であることを思いださせた。
去る日、愛媛県でエコツーリズムに参加させていただく機会があった。田畑を資源活用し都会の消費者を自然に繋げるエコライフ
は今の時点で私たちができる地球資源の有限時間を延ばし、
人類の存命を賭ける事業といえるが、アフターマンは
着々と人類が消えていく数々の証拠とイマージュを突きつけ
理想主義の挫折を予想して我らは恐々としている。
動物世界と限定せず鑑みれば
粘菌類がもっとも支配力があると私は措定している。
しかし寄生獣やエボラの件で90年代は軽いパニックの免疫を獲たが
実際は葬り去られたはずの深層からの自然の浸食は留まることはない。
その結果80年代から雨後の竹の子ように発生した
集団自殺という名の虚構の救いに投じたアメリカの新宗教が
見られたのも、彼らが時代の波に共振していたと考えることも出来なくはない。
ベートーベンの歓喜の唄の詩にあるように「万物は我らを滅ぼさんと機会を窺っているの」を身に染みて感じる。