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Banker To The Poor: Micro-Lending and the Battle Against World Poverty

価格: ¥1,125
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: PublicAffairs
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信じることの強さ ★★★★★
Muhammad Yunus氏によるGrameen Bank(村の銀行)誕生の記録。信念の力、信じることの強さを感じます。富裕層が信用力の独占によって経済的、社会的影響力を牛耳っている実態への反発。貧困層の自助努力を引き出すための様々な経済的施策、Micro Creditは彼の体験、試行錯誤から生み出された独創的な仕組みです。融資のグループ制度は返済率向上の実利的な面だけでなく、情報の共有化、コミュニティの活性化、女性の自由の拡大、と言った社会的な側面にも大きな影響を与えているのが良く分かります。天災にあっても債務免除には頼らず、自尊心と復興への近道としてリスケジュールと追加融資を続ける姿勢は、金融危機にあたって横行する貸し剥しと好対照。一方皮肉にも先進国での福祉制度(生活保護への所得制限等)が貧困者の自立の妨げになっている批判も。資本主義の重要性と、誰もがその恩恵に預かれるべきだという信念。著者の飽くなき挑戦は尊敬せずにはいられません。
Put poverty into museum ★★★★★
I came across with an idea of making a 'Poverty Museum' without actually understand the meaning. And via this book, I am deeply impressed by Dr. Muhammad Yunus, his determination to driving his will to bring the poorest out of poverty, towards the poverty-free world.

The poverty museum means poverty becoming history of the world, like dinosaurs, which is a world no longer have any poverty problem.

The book illustrates great personalities of the most recent Nobel Prize winner, and hopes towards a better world.
最前線で貧困と戦ってきた人の言葉 ★★★★★
実際に最前線で貧困と戦ってきた人の言葉は、考えていた事と違った。
例えば、貧困対策には最初にcredit(信用貸し)ありきで、トレーニングは後で良いとの事。彼らは少なくとも生き残っている。即ちスキルはあるのだと。

そして次の文に心を打たれる。
It is the ability to control capital that gives people the power to rise out of poverty.
(人々が貧困から脱する力となるのは資本をコントロールする能力である)
この部分の理解がずれていたために、貴重な税収から行われたODAが本当に困っている方々に届かなかったのだ。

「支援という名の下に自国の者を雇い製品とサービスを購入させて終わり。一部のエリートの財産作りに手を貸しているだけ。結局、支援した額面からキックバックを貰い、貧困層を助けるなど後回しだ。」とはあまりに痛い。国家としてお金をだしていても使い方を知らなかった。申し訳ないと謝りたくもなる。

しかし自分には保証人の所得の関係でアパートを借りられなかった経験がある。日本にも「やれ知識だスキルだと言わないで、まずクレジットだ」という考えが浸透しても良いかも知れない。あまりに示唆に富んだ一冊。
賞受賞まで知らなかった恥ずかしさ ★★★★★
大学で国際政治経済を専攻し、約20年金融関係の仕事についていたが、ノーベル平和賞を受賞しその名前を知るまで、グラミンバンクの取り組みに関しては全く知らなかった。本書を読みその取り組みの背景、苦労、精神が良く分かり、又国際的な援助や支援活動の問題点も明確に主張されている。
クリントン元大統領、ヒラリー上院議員もアーカンソー州知事時代から今日に至るまでこの取り組みに関与していることを知り、クリントン夫妻に対する見方も変わった。1997年に開催されたイベントには羽田元首相も参加していたとの事であるが、その後の活用の様子は見えてこない。世界中の貧困撲滅の問題は日本も他人事ではなく、政治家をはじめ、開発経済を学ぶ大学生等幅広い層の人に是非読んで欲しい本。
好感が持てます ★★★★★
マイクロファイナンスの嚆矢、グラミンバンクの創始者の自伝です。マイクロファイナンスの手法に焦点を当てているというより、自伝なので現場での苦労やアメリカ留学時代の話などを好々爺に聞かせてもらっているような感覚を抱きました。