朝起きても疲れやだるさがとれないあなたへ、それは【ストレス疲れ】かもしれません。

まえがきより

　私のクリニックには、不定愁訴（ふていしゅうそ　：「～病」と、病名がはっきりと診断されたわけではないが、何らかの不調を感じるもの）を訴える患者さんが、多くいらっしゃいます。その中でも結構多いのが、『だるい』、『疲れる』、『疲れやすい』、といったものです。
　また、そのような方々にさらに聞いてみると、多くの方が、『ストレスを感じる』、『ストレスが強い時に疲れも強く感じる』ともおっしゃいます。
　つまり、これらの方の『疲れ』は、『ストレス』と深く関わっていると思われるのです。
　この、『ストレスによる疲れ』、すなわち『ストレス疲れ』を、どう解消するか、ということをご紹介するのが、本書です。

　『疲れ』と、『ストレス』に対しては、現在非常に研究が進められており、本書では、まずその最新の知見をご紹介します。
　そして、その『ストレス疲れ』に対する解消法を、運動療法（特殊な呼吸法を含めた）、漢方療法、サプリメント、などにて、お伝えします。

本書でご紹介する方法で、読者の皆様が『ストレス疲れ』を克服されますよう、願っています。

医師：興津寛（おきつ　ひろし）


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