編み方が日本のニット本に近く、編みやすいですが、物足りないかな?
もう少しセクシーで凝った作品が欲しかったです。


全体の編み図はありませんが、説明が丁寧なので、洋書の作品では初心者にも作りやすいですよ。

ニットのランジェリーというタイトルから、どんなにセクシーで独創的なものかと勝手に妄想が膨らみ(笑)
自分が身につけるつけないは別として、編み物好きとしては興味がそそられたのですが、私の場合は期待はずれでした。
ランジェリーといっても、ほとんどは部屋着のようなものだし、これらの作品については日本の編み物の雑誌でも似たようなものは載ってると思います。 ブラとショーツについては、単にニットってだけで極平凡。
英語の勉強を兼ねると思って、靴下でも編んでみるかな…。

ランジェリーといいながらも、ランジェリーそのものだけではなくて、ランジェリーの形からインスパイヤされたものが並んでいるので普段にきられるようなものもたくさんあります。
下着上下セットやコルセットからインスパイヤされたキャミソール、ナイトガウンから靴下まで幅広いです。

内容については、洋書のわりにチャートが多く掲載されていると思います。
洋書や英語での編み方の表記は、編み始めがどこなのか、完成の形がどんなものかがわかりにくいですが、これにはパーツごとに編みあがりの形が載っている（輪郭だけですが）ので、それらの問題はほぼ解消され、洋書でも編みやすいほうではないかと思いますよ。
小さい作品も多いので、さくっと編めますし。
できあがりのサイズも６つくらいあるので、自分の体型にあわせて編むこともできます。

写真がとにかく綺麗ですね〜
オールカラー160ページは見ているだけでも楽しめ、かなり満足です♪

日本ではありえないタイプの編み物本。ニットランジェリーですよ！？
手編みのブラジャーやパンティ、、、いったい誰が着るのでしょうか？という現実からかけ離れたアイテムも多いのですが、お洒落で実際に編んで着てみたい作品も数多くあります。とくにキャミソールの章は秀逸です。

創意に満ちたデザインが多く、インスピレーションがわくと思います。トップを編んでファブリックのスカートに縫い付ける「ナイトガウン」なんか舞台衣装みたいだけど実際に着て寝たらお姫様な夢が見れそうです。まずはknitpicksで紹介されていた「ベッドジャケット」という部屋着を編んでみようかと思います。美しい写真、上等な製本、ブラジャーや靴下の歴史についてのエッセイも読み物として面白いので大満足、星５つ。