本書は、後期印象派を代表する画家 ポール・ゴーギャンの作品22点を集めた作品集です。印象主義への反発としてクロワゾニスム（対象の立体感や固有の色彩などを否定し、輪郭線で囲んだ平坦な面によって対象を構成する描写方法）を唱え、新たな表現方法を確立しました。1891年、憧れの地であったタヒチに移住し、数々の傑作を生み出します。どうぞ、ゴーギャンの描く純粋な世界を存分にお楽しみください。


目次

　カルセル街の画家の室内
　四人のブルターニュの女の踊り
　人間の悲劇
　ひまわりを描くフィンセント・ファン・ゴッホ
　こんにちは、ゴーギャンさん
　タヒチの女たち
　アヴェ・マリア、マリア礼賛
　マンゴーを持つ女
　アレアレア
　あなたはいつ結婚するの？
　あなたは何処へ行くの？
　月と大地、月と地球、月と地の神
　神の日
　かぐわしき日々
　我々はどこから来たのか　我々は何者か　我々はどこへ行くのか
　白い馬
　叫び声
　未開の物語
　タヒチの女
　縫い物をするシュザンヌ
　光輪のある自画像
　純潔の喪失