本書は、フランス印象派の巨匠 クロード・モネの作品22点を集めた作品集です。モネは、印象派の特徴的な技法である筆触分割（絵具の質感を生かした描写技法）をつきつめ、自然の中で輝く光の美しさを追い求めました。自然条件が違う中で同じ対象を何度も描いた『積みわら』『国会議事堂』『睡蓮』などの連作も多く残されています。どうぞ、モネの描く光の世界を存分にお楽しみください。
　

目次

　印象・日の出
　並木道
　日傘を差す女
　揺りかごの中のジャン・モネ
　キャピュシーヌ大通り
　エプト川のポプラ並木、白と黄の効果
　ポール＝コトンのピラミッド岩、荒海
　サンタドレスのテラス
　サン・ラザール駅
　アルジャントゥイユの鉄道橋
　ジヴェルニー近郊のセーヌ川の朝
　ラ・ジャポネーズ
　積みわら 霜の朝
　積みわら 夏の終わり
　積みわら 日没、雪の効果
　国会議事堂 日没
　国会議事堂 テムズ川の反射
　国会議事堂　霧を貫く陽光
　睡蓮の池と日本の橋
　睡蓮 1906
　睡蓮 1907
　睡蓮 1915